iPad Air 第4世代を今から選んで大丈夫なのか、それとも一段上の世代へ進むべきなのか。中古価格がこなれてきた今、このモデルの立ち位置は以前よりもずっと判断が難しくなっています。2020年にA14 Bionicチップを搭載し、ホームボタンのない現代的なデザインで登場したiPad Air 第4世代は、発売から時間が経った今でもなお魅力のある一台です。

ただし、現行のiPadOSへの対応状況、Apple Intelligenceの可否、そしてM1以降のiPad Airとの性能差まで含めて考えると、「安いから」という理由だけで選ぶと後悔しやすいのも事実です。iPad Air 第4世代がまだ十分使えるのか、OSサポートはどこまで期待できるのか、第5世代や第6世代と比べてどこで差が出るのか。このあたりを整理しておかないと、買ってから物足りなさを感じる可能性があります。

この記事では、iPad Air 第4世代の本当の寿命、A14チップの今の実力、OSサポートの見通し、そして第5世代・第6世代・他モデルとの違いをわかりやすく解説します。今あえて第4世代を選ぶ価値があるのか、それとも一つ上の世代へ予算を伸ばすべきなのか。迷いどころをはっきりさせながら、後悔しにくい選び方へつなげていきます。

  • iPad Air 第4世代(A14)は、2026年時点でも動画視聴やノート用途なら十分現役です
  • iPadOS 26に対応しており、OSサポート終了は2028年〜2030年頃が現実的な目安です
  • 第5世代(M1)との性能差は大きく、価格差が小さいなら第5世代が有力候補になります
  • iPad mini 4(A8)やiPad 第5世代(A9)と比べると、A14搭載のAir 4は明らかに余力があります

iPad Air 第4世代はいつまで使える?A14チップの寿命と性能

2020年に登場したA14 Bionicチップ。このチップの性能こそが、iPad Air 第4世代の「寿命」を左右します。しかも今は、単に動作速度だけでなく、iPadOSの対応状況やAI機能の可否まで含めて評価する必要がある時代です。過去モデルの実績や、上位モデルとの性能差を比較しながら、その実力と今後の見通しを整理していきます。

  1. iPad Air 第4世代(A14)のOSサポート終了はいつ?
  2. iPad Air 第4世代はまだ使えますか?日常使いでの性能
  3. iPad Air 第4世代と第5世代(M1)のどちらがいいですか?決定的な性能差
  4. 比較!iPad mini 4やiPad 第5世代はいつまで使えた?
  5. iPad Pro(第4世代)はいつまで使える?同世代Proとの比較

1. iPad Air 第4世代(A14)のOSサポート終了はいつ?

iPad Air 第4世代のOSサポート終了時期について、Appleが個別に「この年で打ち切る」と発表しているわけではありません。ただし、現時点ではiPadOS 26に正式対応しており、発売から6年を迎えた世代の前後まで広くサポートされている流れを見ると、まだ急いで心配する段階ではありません。

過去のiPadは、発売からおおむね6〜8年前後、メジャーアップデートの対象として残る傾向があります。iPad Air 第4世代は2020年10月発売なので、この流れに沿えば、メジャーアップデートの対象から外れる時期は2028年〜2030年頃がひとつの目安になります。少なくとも、発売6年目の段階で最新iPadOSに対応していることを考えると、当初よく言われていた「2026年で限界」という見方はかなり早すぎました。

もちろん、これはあくまで将来予測です。メジャーアップデートの対象から外れたあとも、しばらくはセキュリティアップデートやアプリ側の対応が続く可能性があります。とはいえ、最新機能を長く使いたい場合や、今後のAI関連機能まで視野に入れる場合は、第4世代より新しいM1世代以降の優位性が出てくるのも確かです。

2. iPad Air 第4世代はまだ使えますか?日常使いでの性能

日常使いという前提なら、iPad Air 第4世代は今でもかなりしっかり使えます。A14 BionicはiPhone 12シリーズと同世代のチップで、Web閲覧、動画視聴、電子書籍、SNS、オンライン授業、メモ、PDF閲覧、Apple Pencil(第2世代)を使ったノート用途などでは、極端な遅さを感じにくい性能を持っています。タブレットとして一般的に期待される作業の大半は、まだ十分こなせる水準です。

特に評価しやすいのは、10.9インチの液晶、USB-C端子、Apple Pencil(第2世代)対応という装備が、今見ても古びていないことです。外観だけで見れば、現行のiPad Air系と大きくズレた印象はありません。だからこそ中古で見たときに、非常に魅力的に映るわけです。見た目と使い勝手の両面で、まだ「旧世代感」が強すぎないのは大きな長所です。

ただし、2026年の基準で見ると弱点もあります。M1以降のiPad Airと違い、Apple Intelligenceには対応していませんし、高負荷な動画編集や3D系アプリ、重いマルチタスクでは差が出やすくなっています。つまり、日常使い中心なら今でも十分、でも“新しいiPadらしい先進機能”まで求めると一段見劣りする、というのが正直な評価です。

3. iPad Air 第4世代と第5世代(M1)のどちらがいいですか?決定的な性能差

iPad Air 第4世代と第5世代のどちらを選ぶべきか。この比較では、見た目がほぼ同じだからこそ、内部の差を軽く見ないことが大切です。最大の違いは、Air 4がA14 Bionic、Air 5がM1チップを搭載している点です。この差は単なるベンチマークの数字ではなく、数年単位で使ったときの快適さに直結します。

M1チップはCPU・GPUともにA14より大きく余裕があり、重いアプリの起動、複数アプリの同時利用、書き出し処理、将来的なOSの重さへの耐性といった面で明確に有利です。さらに、Air 5はApple Intelligence対応の条件も満たしており、iPadOS 26世代で広がっている新機能との相性でもAir 4を上回ります。2026年の時点では、この「AI機能に入れるかどうか」の差は、単なる性能差以上に大きな意味を持つようになっています。

そのため、価格差が小さいなら第5世代を選ぶ価値はかなり高いです。逆に言えば、Air 4を積極的に選ぶ理由が出てくるのは、価格が明確に安いときに限られます。中古で比較したとき、Air 5との差が1万円台前半〜2万円以内まで縮まっているなら、長く快適に使う前提では第5世代に軍配が上がりやすいです。

4. 比較!iPad mini 4やiPad 第5世代はいつまで使えた?

古いiPadの実例を見ると、iPad Air 第4世代がどれくらいの位置にいるかが見えやすくなります。たとえば、2015年発売のiPad mini 4はA8チップを搭載し、メジャーアップデートの最終到達点はiPadOS 15世代でした。また、2017年発売のiPad 第5世代はA9チップを搭載し、iPadOS 16まで対応したあと、次の世代で対象外になりました。どちらも長く使えたモデルではありますが、性能的には今の基準でかなり差があります。

これに対して、iPad Air 第4世代のA14 Bionicは、A8やA9とは比較にならないほど新しく、CPU・GPU・Neural Engineの余力も大きいです。単純に「古いiPadが6年くらいで切られたから、Air 4も同じ」と考えるのは危険で、チップの世代差を踏まえる必要があります。実際、同じ2026年時点でも、A8やA9搭載機とは扱いがまったく異なります。

つまり、過去のサポート終了例は参考になりますが、そのまま当てはめるべきではありません。A14世代は、Appleが現在もサポート対象に含めているレンジの中で十分に新しい部類に入ります。だからこそ、Air 4は「古いからすぐ終わるモデル」ではなく、「まだ使えるが、上位との差も無視できなくなってきたモデル」と見るのが自然です。

5. iPad Pro(第4世代)はいつまで使える?同世代Proとの比較

2020年には、iPad Air 第4世代だけでなく、12.9インチiPad Pro(第4世代)や11インチiPad Pro(第2世代)も展開されていました。これらのProはA12Z Bionicを搭載しており、Air 4のA14とどちらが上なのかで迷う方も少なくありません。結論から言うと、用途によって評価が分かれます。

A14はシングルコア性能が強く、一般的な日常操作の軽快さでは今でも十分優秀です。一方、A12Z搭載のProはGPUやマルチコア処理、そして120HzのProMotionディスプレイ、4スピーカー、Face IDなど、総合的なハードウェアの豪華さで優位です。動画視聴や描画体験、スクロールの滑らかさでは、古くてもProの満足度が高い場面があります。

OSサポートの観点では、2020年世代のProも現在のiPadOS 26に対応しているため、当面の見通しはAir 4と近いレンジで考えて問題ありません。中古市場で価格差が小さいなら、表示品質やスピーカーを重視してProを選ぶのも十分に合理的です。スペック表の新しさだけではなく、実際の体験価値で比べると、同世代Proは今でもかなり魅力があります。

【2026年版】iPad Air 第4世代と比べるべき!おすすめiPad 5選

iPad Air 第4世代の中古・整備済品は今も十分魅力的です。しかし、価格差や用途次第では、第5世代や第6世代、あるいは別のシリーズのほうが満足度が高くなることもあります。ここでは、Air 4を検討している方があわせて見ておきたい5モデルを厳選しました。

  1. Apple iPad Air (第5世代) Wi-Fiモデル 64GB
  2. Apple iPad Air (第6世代) Wi-Fiモデル 128GB
  3. Apple iPad (第10世代) Wi-Fiモデル 64GB
  4. Apple iPad mini (第6世代) Wi-Fiモデル 64GB
  5. Apple iPad Pro 11インチ (M4) Wi-Fiモデル 256GB

1. 【コスパ最強M1】Apple iPad Air (第5世代) Wi-Fiモデル 64GB

iPad Air 第4世代と第5世代のどちらを選ぶべきかで迷ったとき、多くの人にとって最有力になるのがこの第5世代です。M1チップを搭載したことで、Air 4とは一段違う余裕が生まれています。性能だけでなく、Apple Intelligence対応、より長いOSサポート期待、重めの作業への耐性まで含めると、価格差以上の価値を感じやすいモデルです。

特に、数年単位で使うつもりならM1の恩恵はかなり大きいです。日常用途では差を感じにくくても、将来的にiPadOSが重くなったとき、あるいは画像編集・動画編集・マルチタスクが増えたときに、明確な快適さの差になって表れます。Air 4が「今は十分」な一方で、Air 5は「今も余裕があり、先も見やすい」立ち位置にあります。

ただし、64GBは使い方によっては窮屈になりやすい容量でもあります。クラウド中心で使う方や、アプリを絞って運用する方には合いますが、動画保存やゲームが多い場合は注意が必要です。それでも、Air 4との比較という意味では、今なお非常に強い選択肢です。

2. 【完成度の高いM2】Apple iPad Air (第6世代) Wi-Fiモデル 128GB

iPad Air 第6世代は、M2チップと128GBストレージを備えた、非常にバランスの良いモデルです。現在のAirラインはさらに新しい世代へ進んでいますが、だからこそM2世代は価格と性能の落としどころとして魅力が増しています。Air 4から見れば、処理性能、将来性、使える機能の幅、そのすべてが一段上です。

特に大きいのは、128GBが標準的に選びやすいことです。Air 4やAir 5では64GBか大容量モデルかで悩みやすかったのに対し、この第6世代は「普段使いには十分で、かつ無駄に高すぎない」容量を選びやすいのが強みです。M2チップのおかげで重めのアプリにも余裕があり、Apple Pencil Pro対応世代に近い新しい使い勝手を求める人にも向いています。

また、ビデオ会議で便利な横向きカメラ配置も、日常で使うほどありがたさを実感しやすい進化です。Air 4からの買い替え候補として見るなら、単に速いだけでなく、「今のiPadとしての完成度が高い一台」と言えます。

3. 【エントリーモデル】Apple iPad (第10世代) Wi-Fiモデル 64GB

iPad Air 第4世代の見た目やA14チップの性能が気になる一方で、できるだけ新品で安く済ませたいなら、iPad 第10世代はかなり現実的な比較対象です。このモデルもA14 Bionicを搭載しているため、基本的な動作性能はAir 4にかなり近いです。動画視聴、学習、ネット閲覧、メモ用途なら、日常では大きな不満が出にくいでしょう。

ただし、Air 4と完全に同じ感覚で使えるわけではありません。ディスプレイのフルラミネーション非対応や、Apple Pencilまわりの使い勝手、筐体の質感など、細かな部分ではAir 4のほうが“上位モデルらしさ”があります。Apple Pencilを積極的に使いたい方にとっては、この差が意外と大きく感じられるはずです。

それでも、新品で手に入れやすく、A14世代の安心感があり、価格も比較的抑えやすいというのは大きな魅力です。中古のAir 4と迷う場合は、「上質さを取るか、新品の安心感を取るか」という比較になりやすいモデルです。

4. 【コンパクト高性能】Apple iPad mini (第6世代) Wi-Fiモデル 64GB

iPad Air 第4世代の性能は欲しいけれど、10.9インチは少し大きい。そんな方にとって、iPad mini 第6世代は今でも非常に魅力的です。8.3インチというサイズは、読書、メモ、移動中の利用、片手持ちなど、Airにはない軽快さがあります。持ち運びを優先するなら、サイズ差は想像以上に大きな満足度の差になります。

性能面でも、A15 Bionicを搭載しているため、Air 4のA14より一段新しい設計です。もちろん、今のminiラインにはさらに新しい世代もありますが、mini 6自体の完成度は高く、日常用途から軽めの制作まで十分こなせます。Air 4と比べたとき、「大きな画面」より「どこでも使いやすい機動力」を重視するなら、こちらのほうが生活に馴染むケースは少なくありません。

一方で、64GBモデルは容量に余裕があるとは言えないため、アプリやデータを多く抱える使い方には向きません。とはいえ、用途がハマる人にとっては、Air 4より満足度が高くなりやすい、非常に個性の強い選択肢です。

5. 【究極級の性能】Apple iPad Pro 11インチ (M4) Wi-Fiモデル 256GB

iPad Air 第4世代から大きくステップアップしたいなら、iPad Proの存在はやはり別格です。M4搭載の11インチiPad Proは、今でもトップクラスの処理性能と表示品質を備えており、Air 4とは比べものにならないほど余裕のある一台です。現在のProラインはさらに先へ進んでいますが、M4世代でも性能面の圧倒感はまったく色あせていません。

特に、タンデムOLEDのUltra Retina XDRディスプレイは、Air 4の液晶とは体験が大きく異なります。黒の締まり、HDR表現、屋外視認性、映像の鮮やかさ、どれを取っても明確に上です。動画視聴、写真編集、イラスト制作、映像確認など、“画面の質そのもの”に満足度を求めるなら、Proの価値は非常に大きいです。

もちろん価格は高く、誰にでも必要なモデルではありません。しかし、長く使うことを前提にして、処理性能・画面品質・スピーカー・リフレッシュレートまで一気に引き上げたいなら、これ以上なく魅力的な候補です。Air 4とは完全に別カテゴリーの体験が手に入ります。

まとめ:iPad Air 第4世代は「今」が買い時か、見送るべきか

iPad Air 第4世代がいつまで使えるのか。その答えは、「iPadOS 26に対応しており、日常用途ならまだしっかり使えるが、将来性ではM1以降に差をつけられ始めている」と整理するのが最も現実的です。A14チップの性能は今でも十分高く、動画視聴、学習、ノート用途、Web閲覧といった使い方なら、今後しばらく大きな不満なく使える可能性が高いです。

ただし、Apple Intelligence非対応という差は、2026年時点では以前より重くなっています。さらに、中古市場ではM1搭載のiPad Air 第5世代や、場合によっては第6世代との価格差も縮まりやすくなっています。そうなると、Air 4を選ぶべきケースは「価格が明確に安い」「Apple Pencil(第2世代)対応のAirをできるだけ低予算で欲しい」といった条件が揃うときに限られてきます。

つまり、iPad Air 第4世代は今でも“使える”モデルですが、“積極的に選ぶべき最有力”とは言いにくくなってきました。予算差が小さいなら第5世代以上、価格差が大きいなら第4世代という考え方が、今の基準ではもっとも失敗しにくいです。この記事の比較が、あなたにとって納得感のあるiPad選びにつながれば幸いです。