JBLがカーオーディオから撤退するという噂を耳にして、不安になっていませんか。JBLといえば、ホームオーディオだけでなくカーオーディオの世界でも、そのパワフルで高音質なサウンドで知られる名門ブランドです。そんなJBLが、日本のアフターマーケット(後付け市場)から本当に撤退してしまったのでしょうか。JBLのカーオーディオ撤退の真相が気になりますよね。
JBLスピーカーを搭載している車はトヨタ車などに多く、その評価は高いはず。なぜ、BOSEやヤマハのように、オーディオメーカーがカーオーディオ事業から撤退(あるいは縮小)する動きがあるのでしょうか。この記事では、JBLのカーオーディオ事業の現状、撤退の噂の真相、そしてJBLスピーカーを搭載する車種や、最強と評されるカースピーカーの世界について詳しく解説します。
- JBLの日本国内におけるアフターマーケット(後付け)カーオーディオ事業は事実上終了・撤退状態
 - ただし、トヨタなど自動車メーカーの純正オプションとしてのJBLは継続・健在
 - BOSEやヤマハも、アフターマーケットからは撤退・縮小している
 - JBLはアメリカのメーカー(ハーマン・インターナショナル傘下)
 
JBLカーオーディオ撤退の真相と、純正搭載の今
JBLのカースピーカーが店頭から消えた?その理由と、BOSEやヤマハなど他のブランドの動向、そして今JBLサウンドを楽しむ方法について解説します。
- JBLが日本のアフターマーケットから撤退した理由
 - BOSEのスピーカーが(後付け市場から)撤退した理由
 - ヤマハはなぜオーディオ(カーオーディオ)から撤退したのか
 - JBLスピーカーを搭載している現行車種は?
 - JBLはどこの国のメーカー?
 
1. JBLが日本のアフターマーケットから撤退した理由
JBLが撤退したという噂は、主に日本国内の「アフターマーケット(後付け)」市場に関するものです。結論から言うと、2025年現在、JBLブランドのカーオーディオ製品(カースピーカー、アンプなど)は、日本国内の正規代理店によるアフターマーケット市場での大規模な販売・流通は、事実上終了・撤退している状態です。かつてはJBLのカースピーカー取扱店も多く、様々なラインナップ(10cmサイズなど)が販売されていましたが、現在はその姿をほとんど見かけなくなりました。
撤退の明確な理由は公式に発表されていませんが、いくつかの要因が考えられます。一つは、近年の新車がディスプレイオーディオ標準搭載となり、オーディオユニットとスピーカーシステムが一体化・専用設計される傾向が強まったこと。これにより、スピーカーだけを簡単に交換するような、従来のアフターマーケット市場そのものが縮小していることが挙げられます。
もう一つは、JBL(ハーマン・インターナショナル)が、トヨタをはじめとする自動車メーカーの純正オーディオシステムのサプライヤーとしてのビジネスに、より注力する戦略をとったためと考えられます。
2. BOSEのスピーカーが(後付け市場から)撤退した理由
BOSEのスピーカーはなぜ撤退したのですか?という疑問も、JBLと非常によく似た背景を持っています。BOSEもかつてはアフターマーケット向けのカースピーカーやアンプを販売していましたが、現在では日本国内の後付け市場からは事実上撤退しています。
BOSEの戦略は、JBLよりもさらに早くからメーカー純正システムに特化していました。マツダ(マツダコネクト)や日産など、多くの自動車メーカーと共同で、車種ごとに専用設計されたプレミアムサウンドシステムを開発・供給することに注力しています。
車両の設計段階から音響チューニングを行うことで、後付けでは実現不可能な、最適化されたサウンド空間を提供する。この純正プレミアムオーディオというビジネスモデルが主流となった結果、汎用的な後付け製品の市場からは手を引いた、と考えるのが自然です。
3. ヤマハはなぜオーディオ(カーオーディオ)から撤退したのか
ヤマハはなぜオーディオから撤退したのですか?という疑問ですが、まず前提として、ヤマハはホームオーディオ事業からは撤退していません。Hi-Fiアンプやスピーカー、サウンドバーなど、現在も第一線で活躍しています。
ただし、カーオーディオのアフターマーケット市場からは、JBLやBOSEと同様に、かなり以前に撤退しています。ヤマハもかつては高性能なカースピーカーやアンプを販売していましたが、市場の変化とともにその姿を消しました。
しかし、ヤマハもまた、自動車メーカーとの共同開発という形で、カーオーディオ技術に関わっています。例えば、一部のレクサス車に搭載されるマークレビンソンオーディオシステムの開発には、ヤマハの音響技術(デジタル信号処理など)が深く関わっているとされています。表立ったYAMAHAブランドでの露出は少なくても、その技術は車の中で生き続けているのです。
4. JBLスピーカーを搭載している現行車種は?
アフターマーケットからは姿を消しつつあるJBLですが、前述の通り純正オプションとしては健在です。JBLスピーカーを搭載している車の代表格は、なんといってもトヨタです。
トヨタは多くの車種(例: 新型アルファード/ヴェルファイア、ハリアー、RAV4、カローラシリーズ、プリウス、クラウンなど)で、JBLプレミアムサウンドシステムをメーカーオプションとして設定しています。これらは、単にスピーカーをJBL製に交換しただけのものではありません。車種ごとに最適化された位置に多数のスピーカー(8〜12個以上)を配置し、JBLの技術者が専用にチューニングしたアンプとDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を組み合わせて、その車でしか味わえない理想的な音場を作り出しています。
JBLのパワフルでダイナミックなサウンドは、トヨタ車の純正オーディオの評価を大きく高める要因となっています。
5. JBLはどこの国のメーカー?
JBLはどこの国のメーカーかという疑問。JBLは、1946年にジェームス・B・ランシングによって設立された、アメリカの老舗オーディオメーカーです。カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のノースリッジに本拠を置いています。
映画館用の業務用スピーカーから、スタジオモニター、家庭用の高級スピーカー、さらにはポータブルBluetoothスピーカーまで、幅広い分野で高い評価を得ています。1969年以降は、ハーマン・インターナショナル・インダストリーズの傘下に入り、現在は韓国のサムスン電子グループの一員となっていますが、JBLブランドの核となる音響技術や開発拠点は、引き続きアメリカが中心となっています。そのサウンドは、まさにアメリカン・サウンドの象徴とも言える、エネルギッシュで明瞭なものです。
【2025年最新】最強の音は?今選ぶべきカースピーカー5選
JBLやBOSEがアフターマーケットから撤退・縮小する中、今、高音質な最強のカースピーカーを求めると、どのような選択肢があるのでしょうか。ここでは、現在も第一線で活躍し、高い評価を得ている国内外のスピーカーブランドと、その代表的なモデルを5つ厳選しました。
- ALPINE 17cm X-171S
 - KENWOOD 17cm KFC-XS175S
 - Focal Access 165 AS
 - Morel Maximo Ultra 602 MKII
 - DIATONE DS-G400
 
1. ALPINE 17cm X-171S
JBL撤退後のアフターマーケットで、JBLが持っていた「ライブ感」や「エネルギー感」とは異なる、圧倒的な「情報量」と「解像度」を求めるなら、アルパインのフラッグシップ「X」シリーズ、X-171Sはあなたの探求の終着点となるかもしれません。このスピーカーは、まさに「音のディテール」を描き切るために設計されています。
最大の特徴は、ツイーター(高音用スピーカー)に採用された「カーボンGグラファイト」振動板。ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つこの素材が、可聴域を遥かに超える超高音域まで、一切の濁りなく、澄み切ったサウンドを再生します。ボーカルの息遣い、弦楽器の摩擦音、シンバルの余韻まで、これまで聴こえなかった音の粒が空間に広がります。
ウーファー(中低音用スピーカー)にも、高密度な「ナノファイバーコーン」を採用し、応答性に優れ、かつパワフルな中低域を実現。JBLの「勢い」とは異なる、緻密に計算され尽くした「正確な音」。あなたのカーオーディオシステムを、一気にハイエンドなリスニングルームへと変貌させる力を持った、国内最高峰のスピーカーの一つです。
2. KENWOOD 17cm KFC-XS175S
JBLのようなキレとスピード感を持ちつつ、さらに日本最高峰のプロフェッショナルが認めた「音質」を手に入れたい。そんなあなたに、ケンウッドが誇るXSシリーズの最新鋭機、KFC-XS175Sをおすすめします。このモデルは、数々の名盤を生み出してきた「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質チューニングに参加。アーティストがスタジオで聴いていた「そのままの音」を、車内で再現することを目指した、まさにプロ仕様のスピーカーです。
ウーファーには、軽量・高剛性な「グラスファイバーコーン」を採用し、入力信号に対する圧倒的な応答速度(キレ)を実現。タイトで量感豊かな低音と、濁りのないクリアなボーカルを両立します。ツイーターには、アンジュレーション形状を持つ「チタンドーム」を採用し、48kHzまでの超高域再生に対応。ハイレゾ音源が持つ空気感までも描き出します。
高剛性アルミダイキャストフレームが不要な振動を徹底的に排除。JBL撤退後の「カーオーディオ 最強 スピーカー」を探す旅において、国内メーカーの信頼性と、スタジオクオリティのサウンドを両立させたこのモデルは、あなたの期待を裏切らない、確かな選択となるでしょう。
3. Focal Access 165 AS
JBLが撤退した今、そのエネルギッシュなサウンドの受け皿として、フランスの名門Focal(フォーカル)は欠かせません。そのエントリークラスであるAccessシリーズの165 ASは、Focalサウンドの魅力を手頃な価格で体験できる、非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。「カーオーディオ 最強 スピーカー」の議論では上位モデルが挙がりますが、JBLからの乗り換えや、初めての海外製スピーカーとして、これ以上ない選択肢です。
ウーファーには、Focal独自の高耐久・高耐湿性素材である「DFS(デュアル・ファイバーグラス・ストラクチャー)」コーンを採用。JBLを彷彿とさせる、パワフルで弾むような低音と、レスポンスの良い中音域を再生します。アルミニウム製インバーテッド(反転)ドームツイーターは、高音をシャープかつ広範囲に放射し、クリアなサウンドステージを作り出します。
内蔵アンプでも鳴らしやすい高効率設計も魅力。「JBL カースピーカー 評価」で好きだった、あのパワフルで明快なサウンドを、フランスのエスプリを加えて楽しみたい。そんなあなたのための、ハイファイオーディオへの入り口です。
4. Morel Maximo Ultra 602 MKII
JBLやFocalの明るく元気なサウンドとは一味違う、滑らかで暖かみのある「美音系」サウンドを求めるなら、イスラエルのMorel(モレル)がその答えです。Maximo Ultra 602 MKIIは、Morelのエントリーグレードでありながら、その音作りの哲学を存分に味わえるモデル。「JBL カースピーカー ランク」とは異なる次元で、多くの愛好家を生んでいます。
ウーファーには、軽量なペーパーコンポジットコーンを採用し、非常にナチュラルで色付けのない中低域を再生。特筆すべきは、手作業でコーティングされた「シルクドームツイーター」です。金属製ツイーターのような刺さる高音とは無縁の、滑らかで耳触りの良い、しかし解像度の高い高音域が特徴です。
ボーカルの息遣いや、アコースティック楽器の響きを、長時間聴き疲れることなく楽しみたい。そんな、音楽の「情緒」や「空気感」を大切にするあなたに、Morelは最高のリスニング体験を提供します。JBL撤退後のカースピーカー選びで、新たな音の世界を発見したいなら、ぜひ試してほしいブランドです。
5. DIATONE DS-G400
日本が世界に誇るハイエンドスピーカーブランド、DIATONE(ダイヤトーン)。Bewithと同様に「最強 スピーカー」の候補ですが、より現実的な価格帯でその思想に触れられるのがDS-G400です。三菱電機が持つ技術の粋を集めたこのスピーカーは、「正確な音」を追求する点で、他の多くのスピーカーと一線を画します。
ウーファーとツイーターの振動板素材に、カーボンナノチューブを配合した「NCV-R」を統一して採用。これにより、全帯域での音色(トーン)の統一感と、圧倒的な情報量・解像度を実現しています。音が生まれてから消えるまでのスピード感が非常に速く、JBLのような「勢い」とは異なる、「静寂から音が立ち上がる」リアルさを体験できます。
価格は高価ですが、その価値は十分にあります。「Jbl アンプ カー オーディオ」構成からのステップアップとして、ボーカルや楽器の「本物の音」を車内で追求したい、音質に一切妥協したくないあなたのための、日本のハイエンドスピーカーです。
まとめ:JBL撤退後のカーオーディオ。純正か、新たな後付けブランドか
JBLがカーオーディオから撤退したという噂は、日本のアフターマーケット(後付け)市場においては事実でした。JBLやBOSE、ヤマハといった名門が、後付け市場から純正オプション市場へと主戦場を移した背景には、車自体の進化(ディスプレイオーディオ化)がありました。
今、JBLサウンドを車で楽しむなら、トヨタ車などのJBLプレミアムサウンドシステム搭載車を選ぶのが最も確実な方法です。
もし、後付けでJBL以上の最強のスピーカーを求めるなら、Focal、Morelといった海外のハイエンドブランドや、カロッツェリア、ケンウッドといった国内メーカーのフラッグシップモデルが、新たな選択肢となります。この記事が、JBL撤退の真相と、あなたのこれからのカーオーディオ選びの参考になれば幸いです。
							
							
							
															
							
							
							
															
							
							
							
															
										
					
									