パソコンの動作が遅い、容量が足りない…そんな悩みを解決するアイテムとして外付けSSDが注目されています。外付けSSDをつけるとどうなるのか、その効果を具体的に知りたいと思いませんか。外付けSSDでパソコンは本当に速くなるのか、それとも内蔵SSDと比べて劣るのか。外付けSSDをつけるとどうなるかを知れば、あなたのPC環境が劇的に改善するかもしれません。
一方で、外付けSSDの欠点や注意点、寿命(何年でデータが消えるか)も気になるところ。つけっぱなしでも大丈夫なのか。この記事では、外付けSSDをPCにつけるとどうなるか、その使い方からメリット、デメリットまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
- 外付けSSDは「データ保存・移動」を爆速化する
- PCの処理速度(OS起動など)自体は「内蔵SSD」の交換が効果的
- 外付けSSDの欠点は「内蔵より割高」「常時接続の手間」など
- 寿命はあるが、HDDより衝撃に強く、正しく使えば数年〜10年は期待できる
外付けSSDでPCは速くなる?メリットとデメリットを徹底解剖
外付けSSDでパソコンは速くなるか?これは、多くの人が抱く最大の期待であり、また誤解を生みやすい点でもあります。外付けSSDがPCのどの部分を速くするのか、そしてその欠点は何かを正しく理解しましょう。
- 外付けSSDでパソコンの処理速度は上がる?
- 外付けSSDの最大のメリット:データ転送の速さ
- 外付けSSDの欠点・デメリット
- 外付けSSDと内蔵SSDのどちらがいい?
- 外付けSSDはつけっぱなしでも大丈夫?
1. 外付けSSDでパソコンの処理速度は上がる?
外付けSSDでパソコンは速くなるか、という疑問。答えは「一部は速くなるが、期待しすぎは禁物」です。まず、パソコンの処理速度、例えばOS(Windows 10やWindows 11)の起動、アプリケーションの立ち上がり、全体的な動作のキビキビ感といった根本的な速さは、主に内蔵ストレージ(Cドライブ)の性能に依存します。
もしあなたのPCの内蔵ストレージがまだHDD(ハードディスク)なら、それを内蔵SSDに交換することが、処理速度を上げる最も効果的な方法です。外付けSSDを接続しただけでは、PC本体の起動速度などは変わりません。
ただし、パソコンの処理速度を上げるために外付けSSDを活用するという観点では、外付けSSDにインストールしたゲームやアプリケーションの起動時間を短縮したり、外付けSSD上に置いた大容量ファイルを扱う作業(動画編集など)を高速化したりする効果は、十分に期待できます。
2. 外付けSSDの最大のメリット:データ転送の速さ
外付けSSDをつけるとどうなるか、その最大のメリットは、何と言ってもデータの読み書き速度です。従来のUSBメモリや、特に外付けHDD(ハードディスク)と比較すると、その速さは圧倒的です。
外付けHDDは、内部で物理的なディスクが回転し、ヘッドが動いてデータを読み書きするため、どうしても時間がかかります。一方、外付けSSDは半導体メモリ(USBメモリと同じフラッシュメモリ)に電気的にデータを記録するため、物理的な動作がなく、超高速なデータ転送が可能です。
数GB(ギガバイト)ある動画ファイルや、大量の写真データをバックアップする際、外付けHDDなら数分かかっていた作業が、外付けSSDなら数十秒で終わることも珍しくありません。この待機時間の劇的な短縮こそが、外付けSSDがもたらす最大の恩恵です。
3. 外付けSSDの欠点・デメリット
では、外付けSSDの欠点は何でしょうか?便利な点ばかりではなく、デメリットも存在します。
- 価格
同じ容量(例: 1TB)で比較した場合、外付けHDDよりも価格がまだ高価です。大容量の保存スペースを低コストで確保したい場合は、HDDに軍配が上がります。 - 内蔵SSDよりは遅い(場合がある)
外付けSSDはUSBケーブル経由で接続するため、使用するUSBポートの規格(USB 3.0, 3.2 Gen2, Thunderboltなど)によって転送速度が制限されます。PC内部で直接接続される内蔵SSD(特にNVMe M.2)の最高速度には及ばないケースが多いです。 - 接続の手間
当然ですが、使用するたびにPCに接続する手間がかかります。外付けSSDをつけっぱなしにすることも可能ですが、後述する注意点もあります。
これらの外付けSSDのデメリットを理解した上で、自分の用途に合っているかを判断する必要があります。
4. 外付けSSDと内蔵SSDのどちらがいいですか?
外付けSSDと内蔵SSDのどちらがいいか。これは、あなたの目的とPCの状況によります。
- PCの根本的な動作(OS起動、アプリ起動)を速くしたい → 内蔵SSDに交換するのが最適です。特に、現在HDDを使っているなら効果は絶大です。
- PCのデータバックアップ先が欲しい、大容量データを持ち運びたい、複数のPCでデータを共有したい → 外付けSSDが最適です。手軽に高速なストレージを追加できます。
- PCの換装作業(内蔵ストレージの交換)が難しい、あるいは自信がない → まずは外付けSSDを導入し、ゲームやデータをそちらに保存するだけでも、一定の高速化が見込めます。
内蔵SSDはPC本体の高速化、外付けSSDはデータの保存・移動の高速化と容量追加と、得意分野が異なります。ノートPCなどで内蔵ストレージの交換が難しい場合の、手軽なアップグレード手段としても外付けSSDは有効です。
5. 外付けSSDはつけっぱなしでも大丈夫?
外付けSSDをつけっぱなしにして使っても良いのでしょうか。基本的には、つけっぱなしでも問題ありません。多くの外付けSSDは、PCの電源と連動してスリープ状態になるなど、電力管理機能が備わっています。
ただし、いくつか注意点があります。つけっぱなしにすると、PC起動中は常に通電状態になるため、SSDの寿命(通電時間)をわずかに縮める可能性はあります(ただし、影響は軽微とされる)。また、フラッシュメモリは、データが消えるリスクを避けるため、長期間(数ヶ月〜数年)通電しない状態(放置)は推奨されません。SSDは何年でデータが消えるか、という問いの答えの一つとして、定期的な通電が寿命を延ばすことにも繋がります。
最大の注意点は不意な切断です。つけっぱなしの状態でケーブルが抜けたり、PCがフリーズして強制終了したりすると、データ破損の原因になります。安全に取り外す操作(OS上の)を心がけるか、つけっぱなしにするならケーブルの取り回しに注意しましょう。
【2025年最新】外付けSSDの使い方とおすすめモデル5選
外付けSSDを買ったらやることは?初心者でも簡単に使える、おすすめの外付けSSDは?ここでは、Windows 10/11での基本的な使い方から、信頼性と速度を兼ね備えたおすすめモデルまで、あなたのPCライフを加速させる5選をご紹介します。(※価格や在庫は2025年11月5日時点のものです)
- 外付けSSDの使い方(初心者向け)
- Samsung T7 Portable SSD (1TB)
- Crucial X10 Pro Portable SSD (2TB)
- SanDisk Extreme Portable SSD (1TB)
- バッファロー SSD 外付け SSD-PUT1.0U3-B/N
1. 外付けSSDの使い方(初心者向け)
外付けSSDの使い方が初めてで不安な方も安心してください。使い方は非常に簡単です。外付けSSDを買ったらやることは、基本的にPCに接続するだけです。
- 付属のUSBケーブルで、外付けSSDとPCのUSBポートを接続します。
- Windows 10やWindows 11であれば、自動的にデバイスが認識されます。(Windows 10やWindows 11での外付けSSDの使い方も同様です)
- エクスプローラー(「PC」アイコン)を開くと、新しいドライブ(例: DドライブやEドライブ)として表示されます。
- あとは、PC本体のフォルダと同じように、ファイルをドラッグ&ドロップでコピーしたり、移動したりするだけです。
購入直後、使用前にフォーマット(初期化)が必要な場合がありますが、多くの製品は(exFATやNTFS形式で)フォーマット済みですぐに使えます。もしフォーマットが必要な場合は、ドライブを右クリックして「フォーマット」を選択すればOKです。
2. Samsung T7 Portable SSD (1TB)
外付けSSDの世界で、性能、信頼性、デザインのすべてにおいて定番となっているのが、SamsungのT7 Portable SSDです。名刺サイズ以下のコンパクトなアルミボディは、持ち運びに便利なだけでなく、放熱性にも優れ、安定したパフォーマンスを維持します。
USB 3.2 Gen 2インターフェースに対応し、最大1,050MB/sという超高速な読み取り/書き込み速度を実現。大容量の4K動画や大量の写真データも、瞬く間に転送できます。外付けSSDでパソコンは速くなるかという問いに対し、この速度なら、SSD上に置いたゲームのロード時間短縮なども十分に体感できるでしょう。
さらに、AES 256ビットハードウェア暗号化に対応し、パスワード設定でデータを強固に保護できます。ビジネスでの重要データ持ち運びにも安心。外付けSSDの注意点であるセキュリティ面も万全です。信頼性と速度を両立したい、すべての人におすすめできる鉄板モデルです。
3. Crucial X10 Pro Portable SSD (2TB)
Samsung T7を超える、さらなる速度を求めるプロフェッショナルや、大容量データを扱うクリエイターには、CrucialのX10 Proが最適です。このモデルは、USB 3.2 Gen 2×2という規格に対応し、最大で2,100MB/sの読み取り、2,000MB/sの書き込みという、T7の約2倍の圧倒的な転送速度を誇ります。(※PC側のUSBポートも同規格に対応している必要があります)
2TBの大容量モデルを選べば、大量のRAW写真データや、高解像度の動画編集プロジェクト全体を、まるごと持ち運ぶことができます。IP55の防塵防滴性能と、耐衝撃性も備えており、ロケ先など過酷な環境での使用にも耐えうるタフネスも魅力です。
外付けSSDと内蔵SSDのどちらがいいか迷う人にも、これだけの速度が出れば、内蔵NVMe SSDに迫る快適さで、SSD上での直接作業も(環境次第で)可能になります。速度と容量、耐久性を最高レベルで求めるあなたのための、プロフェッショナルグレードの選択肢です。
4. SanDisk Extreme Portable SSD (1TB)
Samsung T7と並び、世界中で高い人気を誇るもう一つの定番モデルが、SanDiskのExtreme Portable SSDです。写真家やビデオグラファーなど、アウトドアでデータを扱うクリエイターから絶大な支持を得ています。その理由は、その卓越した耐久性にあります。
最大2メートルの高さからの落下保護、IP55(モデルによってはIP65)の防塵防滴性能を備え、持ち運び時のあらゆるアクシデントからデータを守ります。カラビナループが付いており、カバンやベルトに直接取り付けられるデザインも、アクティブなユーザーには非常に便利です。
速度もUSB 3.2 Gen 2に対応し、最大1,050MB/sと高速(※モデルによる)。Samsung T7に匹敵するパフォーマンスを持ちながら、よりタフな環境での使用を想定した設計となっています。外付けSSDのデメリットである物理的な脆さを、最小限に抑えたい。そんな、アクティブなライフスタイルのあなたに最適なモデルです。
5. バッファロー SSD 外付け SSD-PUT1.0U3-B/N
外付けSSDの速さは欲しい、でもUSBメモリのような手軽さも捨てがたい。そんな、究極のポータビリティを求めるあなたには、バッファローのスティック型SSD、SSD-PUTシリーズが最適解です。見た目は少し大きめのUSBメモリですが、中身は高速なSSD。USBメモリの感覚で、ポケットに入れてどこへでも持ち運べます。
USBメモリ(フラッシュメモリ)と比較して、データの読み書き速度が圧倒的に速く、大容量ファイルのコピーもストレスフリー。また、SSDは何年でデータが消えるか、というUSBメモリ特有のデータ保持期間の不安に対しても、SSDの方が一般的に信頼性が高いとされています。
ノックスライド式でキャップ紛失の心配もなく、PCのUSBポートに直接挿すだけ(ケーブル不要)という手軽さも大きな魅力。1.0TB(=約1000GB)の大容量モデルも用意されています。USBメモリの利便性と、外付けSSDの速度・信頼性を両立させたい、賢いあなたのための選択肢です。
まとめ:外付けSSDは「データ倉庫」の高速化!PC本体の高速化は内蔵SSDで
外付けSSDをつけるとどうなるか。その答えは、データ(写真、動画、ゲームなど)の保存や読み込みが劇的に速くなる、です。PC本体の起動速度などを上げるものではありませんが、大容量データのバックアップや、外付けドライブからのゲーム起動など、多くの場面でその恩恵を体感できます。
外付けSSDの欠点である価格も、年々下がりつつあります。導入の際は、USBメモリや外付けHDDと同じく、SSDは何年でデータが消えるか、という寿命の問題(データ保持期間)を念頭に置き、外付けSSDだけに頼るのではなく、複数の場所にバックアップを取る習慣を忘れないでください。
この記事で紹介した使い方やおすすめモデルを参考に、あなたのPC環境を外付けSSDでアップグレードし、待ち時間のない快適なデジタルライフを手に入れてください。
- iPhoneと外付けSSDをLightning接続!おすすめと注意点を解説
- iPhoneに外付けSSDを直接接続!容量不足を解消する使い方
- PS5のSSD増設メリットは?容量不足を解消するおすすめM.2 SSDとやり方
- 長期保存はSSDとHDDどっちが安心?写真や動画を未来へ残す方法
- 外付けSSDの速度目安とは?ゲーム・作業別の最適な選び方とおすすめモデルを徹底解説
- 外付けSSDの正しい使い方|初心者向けのおすすめ商品5選を解説
- 外付けSSD 使い方 ゲーム|選び方のポイントやおすすめモデルを完全攻略
- 外付け SSD 使い方 スマホ|注意点からおすすめ5選まで完全ガイド
- 外付けSSDとUSBメモリの違いとは?選び方・寿命・おすすめ商品まで完全解説
- iPad Airに外付けSSDを接続する方法とおすすめ10選
- 原神で外付けSSDは使える?おすすめモデル10選と注意点を徹底解説
- 【2025年最新版】iPad対応おすすめ外付けSSD5選|認識しない原因やHDDとの違いも解説
- 外付けSSDのデメリットとは?HDDとの違いや失敗しない選び方・おすすめ5選も紹介
- 外 付け ssd 寿命は何年?壊れる前兆・確認方法・注意点まで徹底解説&おすすめTOP5も紹介!
- ASUSマザーボードシリーズの違いを徹底比較|あなたに合う1枚はこれ!
- 外付けSSDをMacとWindowsで共有する方法とおすすめモデル5選
- 【2025年】TimeMachine 外付けHDD おすすめ5選
