「ワインセラーって電気代が高そう…」「月々いくらかかるのか不安」「結局コスパ悪いならやめたほうがいい?」
そんなふうに迷っているあなたに、この記事はまさに“必要な答え”を届けます。
結論から言えば、ワインセラーの電気代は工夫次第で大きく抑えることができ、選び方を間違えなければ節電と高品質な保存を両立できます。
この記事では、ワインセラーの電気代のリアルな目安、冷却方式による違い、電気代を抑える省エネ設計の選び方まで徹底解説。
「電気代を気にせず、大切なワインを最高の状態で保ちたい」という方に向けて、プロの視点でベストな選択肢を紹介します。
- サイズ別の電気代目安(月額・年間)で“リアルなコスト”がわかる
- ペルチェ式とコンプレッサー式、電気代が安いのはどっち?
- さくら製作所・アイリスオーヤマなど人気モデルの実測電気代
- 節電しながらワインの品質を守る「省エネ設計」選びのポイント
- 無駄な出費を防ぐための5つの節電テクニック
目次
ワインセラーの電気代は高い?実は“思ったより安い”という真実

- 【容量別】月額・年間の電気代の目安
- 【冷却方式別】ペルチェ式とコンプレッサー式で電気代はこう変わる
- 電気代を左右する“5つの見落としがちな要因”
- 【メーカー別】電気代が安い!おすすめの省エネワインセラー
ワインセラーを買おうとしたとき、誰もが一度は「電気代ってどれくらい?」と不安になります。
結論から言えば、最新の省エネモデルを選べば月額150円〜1,000円程度が一般的な相場。
「1日1本、コンビニの缶コーヒーを我慢する」レベルで、大切なワインを最適な温度で守れるのです。
それでも無駄な出費を避けたいなら、容量別・冷却方式別の“電気代の目安”を事前に知っておくことが、最大の節約につながります。
1. 【容量別】月額・年間の電気代の目安
あなたが選ぶワインセラーのサイズによって、電気代は大きく変わります。以下は一般的な目安です。
容量(ボトル数) | 消費電力(W) | 月額電気代 | 年間電気代 |
---|---|---|---|
小型(12本前後) | 60W | 約150円〜250円 | 約1,800円〜3,000円 |
中型(30本前後) | 80W〜120W | 約300円〜600円 | 約3,600円〜7,200円 |
大型(50本以上) | 150W〜200W | 約600円〜1,000円 | 約7,200円〜12,000円 |
※計算条件:1kWhあたり27円で算出。
この電気代で、「温度変化に弱い高級ワインを1年中安定して保管できる」と考えれば、圧倒的にコスパが良いと言えます。
次は、冷却方式によってどれほど電気代に差が出るのか、さらに詳しく見ていきましょう。
2. 【冷却方式別】ペルチェ式とコンプレッサー式で電気代はこう変わる
ワインセラーの電気代に大きく影響するのが「冷却方式」です。
主に「ペルチェ式」と「コンプレッサー式」の2種類があり、性能・電気代・使い勝手すべてに違いがあります。
- ペルチェ式|静音性重視だが冷却効率は低め
- 消費電力:50W〜100W
- 月額電気代:およそ100円〜400円
- メリット:静音・振動が少ない・価格が安い
- デメリット:冷却力が弱く、外気温の影響を受けやすい
- コンプレッサー式|省エネ&高冷却性能
- 消費電力:80W〜200W
- 月額電気代:200円〜1,000円
- メリット:冷却能力が高く、安定した温度管理が可能
- デメリット:振動・運転音がやや気になる場合も
結論として、ワインを本格的に保存したい方や長期保管を考える方には、断然「コンプレッサー式」がおすすめです。
初期費用はやや高めですが、トータルコスト(電気代+ワインの品質維持)で見ると、結果的に安くつくケースが多いです。
3. 電気代を左右する“5つの見落としがちな要因”
実は、同じセラーでも使い方によって電気代は大きく変動します。以下のポイントに注意すれば、年間数千円単位で差が出ることも。
- 設置場所の温度→ 夏場に日当たりの良い部屋に置くと、冷却に余計な電力がかかる
- ドアの開閉頻度→ 開けるたびに温度が上がるため、頻繁に開けると電気代も上昇
- 断熱性能→ 安価なモデルは断熱材が薄く、外気に影響されやすい
- ワインの本数→ 中がスカスカだと温度維持に余計なエネルギーが必要
- 設定温度の適正→ 無駄に低い温度(5℃〜7℃)は電力消費を大きく増やす
つまり、選び方だけでなく“使い方”も、電気代に直結する重要なポイントなのです。
4. 【メーカー別】電気代が安い!おすすめの省エネワインセラー
ここからは、実際に電気代が安くコスパ抜群と評判のメーカーを紹介します。
特に“1日10円以下で運用可能”なモデルもあり、節電重視派は必見です。
メーカー | 代表モデル | 消費電力 | 月額電気代 |
---|---|---|---|
さくら製作所 | ZERO CLASS Smart | 65W | 約170円 |
アイリスオーヤマ | IWC-P181A | 58W | 約150円 |
ルフィエール | LW-S12 | 70W | 約190円 |
フォルスター | Grand Cellar | 90W | 約250円 |
静音+省エネ+収納力を重視したい方には「ZERO CLASS Smart」や「IWC-P181A」が鉄板。
一方で、ワイン本来の風味を長期間守りたい場合は、やや高価でもコンプレッサー式モデルを選ぶのがベストです。
“安くて静かだけどぬるい”ワインセラーでは、せっかくのワインが台無しになるリスクもあります。
だからこそ、あなたの使い方に合った「省エネ×性能」のバランスを意識した選び方が重要です。
ワインセラーの電気代を節約する5つの具体的テクニック

- 設置場所の工夫で最大30%の電気代削減も可能
- 省エネモード&自動運転を最大限活用する
- 断熱性が高いモデルを選ぶことの意味
- 電気料金プランを見直せば“固定費”そのものを下げられる
- 温度設定を“適正”にするだけで節電になる
1. 設置場所の工夫で最大30%の電気代削減も可能
ワインセラーの電気代を大きく左右するのが「設置場所」です。直射日光が当たる場所や、夏場に高温になりやすいキッチン横、通気性の悪い壁際に置いてしまうと、内部温度を保つためにコンプレッサーが頻繁に稼働し、無駄な電力を消費します。これを防ぐためには、なるべく室温が安定しており風通しのよい場所を選びましょう。特に北側の部屋や、冷房の効いた部屋に設置することで冷却効率が上がり、消費電力を削減できます。また、壁から最低5cm以上離すことで排熱がスムーズになり、セラー自体の冷却負荷も軽減されます。こうした設置の工夫だけで、年間2,000円以上の節電になるケースもあります。環境次第で“買ってから”電気代を抑えることは十分可能です。
2. 省エネモード&自動運転を最大限活用する
最近のワインセラーには、通常運転よりも電力を抑えて運転できる「省エネモード」や、庫内温度に応じて冷却を自動で最適化する「自動運転機能」が搭載されているモデルが増えています。これらを正しく活用すれば、消費電力を常時抑えつつ、庫内温度も安定して維持できます。とくに夜間や外出時など、頻繁に開閉しないタイミングでは省エネモードに切り替えるだけで、月々の電気代が20~30%下がることも珍しくありません。また、自動運転機能を搭載しているモデルであれば、人の手で細かく設定する手間もなく、庫内の温度を自動で最適化。余計な電力消費を避けつつ、ワインの品質も保てる“一石二鳥”の便利な機能です。使いこなせば、確実にコストは下げられます。
3. 断熱性が高いモデルを選ぶことの意味
ワインセラーの性能を語るうえで「断熱性」は見逃せません。断熱性能が高いモデルは、冷却した空気を逃さず、外部の熱を遮断できるため、内部の温度を一定に保ちやすくなります。これにより、コンプレッサーの稼働頻度が減り、結果として電気代の削減につながるのです。具体的には、二重ガラスや三重ガラスの扉、厚みのある高密度ウレタンフォーム、そして気密性の高いパッキン構造などが挙げられます。これらを備えたモデルは、外気温の影響を最小限に抑えられるため、夏冬問わず安定した冷却が可能です。見た目や価格に惑わされず、断熱性能に着目することで、長期的にみれば電気代も下がり、ワインの品質も保てるという“賢い選択”ができます。
4. 電気料金プランを見直せば“固定費”そのものを下げられる
ワインセラー自体の消費電力を抑えるだけでなく、「電気料金プラン」そのものを見直すことで、さらに電気代を節約することが可能です。特に注目すべきは「時間帯別料金プラン」です。これは夜間や深夜の電気代が昼間より安くなるプランで、セラーを夜間中心に稼働させれば、同じ電力使用量でも料金を安く抑えられます。さらに、契約しているアンペア数が高すぎる場合は、下げることで基本料金そのものも削減可能。また、最近ではスマートメーターが普及しており、電力会社のマイページから時間別の電力使用状況を確認できます。ワインセラーを導入するタイミングで、家庭全体の電力の使い方を見直すことで、長期的に“無理なく”節約できる環境が整います。
5. 温度設定を“適正”にするだけで節電になる
意外と見落とされがちですが、ワインセラーの「設定温度」を適正に保つことが、電気代の節約に直結します。多くの人が「冷やした方が品質が保てる」と考えて、必要以上に低温に設定しがちですが、実際には12〜15℃が赤・白どちらのワインにとっても最適な保存温度です。設定を10℃以下にしてしまうと、冷却装置の稼働が増え、電力消費も大幅に上がってしまいます。また、頻繁なドアの開閉も温度変動を招き、冷却の再稼働を促すため避けましょう。庫内を適温に保つには、ワインの本数がある程度入っている方が安定しやすく、電気効率も良くなります。つまり「ほどよい温度・ほどよい本数・無駄な開閉なし」が、最高の節電術です。
おすすめの省エネワインセラー5選【電気代も抑えられる】

- WIE ワインセラー 18本収納
- アイリスオーヤマ PWC-331P-B 12本収納
- ルフィエール LW-S12 12本収納
- Besson ワインセラー 12本収納
- PlusQ BWC-018PS 18本収納
1. WIE ワインセラー 18本収納
静音性・省スペース・高い冷却力を兼ね備えたペルチェ式ワインセラー。最大18本まで収納可能で、UVカット強化ガラス扉とLED庫内照明を搭載。振動が少なくワインをやさしく冷やす構造になっており、家庭用として非常にバランスの良いモデルです。見た目もスタイリッシュで、インテリア性にも優れています。電気代も抑えられる省エネ設計で、初めての1台にぴったりです。
2. アイリスオーヤマ PWC-331P-B 12本収納
コンパクトかつ低価格で導入しやすい、初心者向けワインセラー。12本収納ながら、高級感あるミラーガラス扉を採用し、キッチンやリビングにも自然に馴染みます。ペルチェ式で静音性が高く、寝室にも設置できるほどの静かさ。LED照明とシンプルな操作パネルも備えており、使いやすさ抜群。とにかく手軽に始めたい方におすすめの1台です。
3. ルフィエール LW-S12 112本収納
国内メーカー製の人気モデルで、信頼性と省エネ性を両立した1台。12本収納ながらも、しっかりした断熱構造と静音設計で、高級ワインも安心して保管できます。デザインはシンプルで高級感があり、どんな空間にも自然に溶け込む外観。電気代を気にせず、安定した保存環境を維持したい方に適しています。ワインセラーとしての基本性能を高水準で満たしています。
4. Besson ワインセラー 12本収納
コンプレッサー式を採用し、ペルチェ式よりも冷却力が高く、省エネ性能も優れたワインセラー。12本収納タイプながら、2重ガラスとUVカット機能により外気温の影響をしっかり遮断。振動も抑制されており、長期保存にも最適です。スリムな縦型デザインで設置場所を選ばず、省スペースでありながら高性能なモデルを求める方におすすめです。
5. PlusQ BWC-018PS 18本収納
日本メーカーが開発した静音性・省エネ性に優れたペルチェ式ワインセラー。18本の収納が可能で、温度調整は4〜22℃と広く、赤・白・スパークリングなど幅広いワインに対応可能。LED照明・タッチパネル式の操作性も良く、使い勝手に優れたモデル。家庭用としてちょうどよい容量と性能のバランスを備えており、設置性にも優れています。
まとめ|“電気代が高い”はもう古い。今こそワインセラーを賢く導入すべき理由
ワインセラーは決して「贅沢品」ではなく、月数百円の電気代で大切なワインの価値を守る“投資”の一つです。
特に近年の省エネモデルなら、毎月150円〜1,000円ほどのランニングコストで、理想の保存環境が手に入ります。
しかも、節電の工夫や設置場所の見直しで、その電気代はさらに抑えることも可能。
- 電気代は思ったより安い
→ 月々150円から導入可能。ペットボトル1本より安い。
- ワインの価値を“正しく”守れる
→ 常温保存では酸化・劣化リスクが高く、数千円のワインが台無しに。
- インテリア性も高く、生活の満足度が上がる
→ スタイリッシュな見た目でキッチンやリビングにも映える
「電気代が気になるから…」という理由だけで購入を先延ばしにするのは、むしろ損。
大切なワインを守りながら、無駄な出費を抑えたいなら、今がベストタイミングです。