ゲーミングPCを購入する際、あるいは自作する際に必ずぶつかる「ストレージ容量」の問題。特にSSDはOSやゲームの起動速度に直結するため、容量選びは非常に重要です。かつては500GBが主流でしたが、ゲームの大容量化が進む現在、「ゲーミング pc ssd 1tb 足りる」のかどうか、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。「1TBあれば十分」という意見もあれば、「すぐに一杯になるから2TBにすべき」という声もあり、どちらを信じればいいのか迷ってしまいます。

結論から言えば、1TBは「多くのゲーマーにとって必要十分だが、使い方によってはすぐに限界が来る」容量です。特定の数本のゲームだけを遊ぶなら1TBで何年も持ちますが、話題の新作を次々とインストールしたり、プレイ動画を保存したりするなら、1TBはあっという間に枯渇します。この記事では、具体的なゲームタイトルを例に挙げながら、1TBのSSDに何本のゲームが入るのか、寿命はどれくらいなのかをシミュレーションし、あなたにとって1TBが最適解なのか、それとも2TBへ投資すべきなのかを明確にします。

  • 1TBのSSDにインストールできる具体的なゲーム本数の目安
  • 1TBと2TB、コストパフォーマンスと将来性を比較した選び方
  • SSDの容量が寿命や速度に与える影響と正しい管理方法
  • 増設にもおすすめな、速度と耐久性に優れたゲーミングSSD 10選

1TBのSSDで足りる人・足りない人の決定的な違い

項目 1TB SSD(実質約930GB) 2TB SSD(実質約1860GB)
OS・システム使用領域 約50GB〜100GB 約50GB〜100GB
自由に使える空き容量 約830GB〜880GB 約1760GB〜1810GB
インストール可能本数 大型タイトル(100GB級):約8本

中規模(50GB級):約16本

大型タイトル(100GB級):約17本

中規模(50GB級):約35本

こんな人におすすめ ・遊ぶゲームが決まっている(Apex, Valorant等)

・クリアしたゲームは削除する習慣がある

・動画編集や録画をあまりしない

・色々なゲームを同時に並行して進めたい

・MODを大量に入れたい(Skyrim, Cities等)

・ゲームプレイ動画を保存したい

コスト感 1万円前後(コスパ良し) 2万円前後(容量単価は1TBと同等か割安)
  1. 1TBのSSDでゲームは何本インストールできますか?具体的な計算
  2. ゲーミングPCには何TBのSSDが必要ですか?プレイスタイル別診断
  3. 1TBのSSDは何年くらい持ちますか?寿命と書き込み量の関係
  4. Ssd 1TB 2TB どっち?後悔しないための選び方
  5. ゲーミングPC SSD増設のタイミングとおすすめの方法

1. 1TBのSSDでゲームは何本インストールできますか?具体的な計算

「1TB」と表記されていても、実際にPC上で認識される容量は約930GB程度です。そこからWindows OSや基本的なアプリ、リカバリ領域などで約50GB〜100GBが使用されるため、ユーザーが自由にゲームをインストールできる領域は「約830GB〜850GB」となります。

最近のAAAタイトル(大作ゲーム)は容量が巨大化しており、『Call of Duty』シリーズや『ARK: Survival Ascended』などは1本で100GB〜150GBを超えます。これらをメインに遊ぶ場合、1TBのSSDには「5〜6本」しか入りません。一方で、『Apex Legends』や『Valorant』、『Minecraft』のようなeスポーツタイトルや軽量なゲームは10GB〜60GB程度なので、これらだけなら「15本〜20本」は余裕で入ります。自分が遊びたいゲームのジャンルによって、1TBの価値は大きく変わるのです。

2. ゲーミングPCには何TBのSSDが必要ですか?プレイスタイル別診断

あなたに必要な容量を見極めるには、自身の「データ整理の習慣」を見直すことが重要です。クリアしたゲームや飽きたゲームをこまめにアンインストールできる人なら、1TBで全く問題ありません。常にプレイする数本だけを入れておき、新しいゲームを買ったら古いものを消す、というサイクルで回せば、1TBが不足することは稀です。

しかし、「いつかまたやるかもしれないから残しておきたい」「MODを大量に入れて環境構築したから消したくない」というコレクター気質の人や、プレイ動画を高画質で録画して保存したい人には、1TBは明らかに不足します。特に動画データは容量を圧迫する最大の要因です。動画編集も視野に入れているなら、メインの1TBに加え、データ保存用のHDDやサブSSDを追加するか、最初から2TBを選ぶのが賢明です。

3. 1TBのSSDは何年くらい持ちますか?寿命と書き込み量の関係

SSDの寿命は「TBW(Total Bytes Written:総書き込み容量)」で決まります。一般的な1TBのNVMe SSDの場合、TBWは600TB〜1200TB程度に設定されています。これは、毎日100GBのデータを書き込み続けても16年以上持つ計算になります。つまり、通常の使用において「書き込み寿命」を心配する必要はほとんどありません。

むしろ気をつけるべきは「空き容量不足による速度低下」です。SSDは構造上、空き容量が少なくなるとデータの書き込み速度が低下し、一部の製品では寿命も縮まりやすくなります。快適な速度を維持し、SSDを長持ちさせるためには、常に20%程度の空き容量(1TBなら約200GB)を残しておくのが理想です。ギリギリまで使い切るような運用をしていると、物理的な寿命の前にパフォーマンスの限界が来てしまいます。

4. Ssd 1TB 2TB どっち?後悔しないための選び方

予算が許すなら、迷わず「2TB」をおすすめします。現在のSSD市場では、1TBと2TBの容量単価(1GBあたりの価格)に大きな差はなく、むしろ2TBの方が割安なケースも増えています。初期投資として数千円〜1万円プラスするだけで、容量不足のストレスから数年間解放されるメリットは計り知れません。

ただし、予算が厳しい場合や、サブ機としての用途なら1TBでも十分です。その場合、マザーボードに空きM.2スロットがあるかを確認しておきましょう。将来的に容量が足りなくなった時に、簡単に2枚目のSSDを増設できる環境であれば、最初は1TBでスタートしてもリスクはありません。「今は1TBで、足りなくなったら増やす」という柔軟な運用ができるのがデスクトップPCの強みです。

5. ゲーミングPC SSD増設のタイミングとおすすめの方法

SSDを増設するタイミングは、「空き容量が残り20%を切った時」または「新しい大型ゲームをインストールしようとして容量不足でエラーが出た時」です。外付けSSDという手もありますが、ロード時間の速さを求めるなら、マザーボードに直接挿す「M.2 NVMe SSD」の内蔵増設一択です。

増設自体は非常に簡単で、PCのケースを開け、空いているスロットにSSDを挿し、ネジで留めるだけです。OSを入れ直す必要もなく、フォーマットするだけですぐに「Dドライブ」として使えるようになります。ゲームのインストール先をDドライブに指定すれば、Cドライブ(システム用)の圧迫を防ぎつつ、快適にゲームを楽しめます。増設用のSSDを選ぶ際は、発熱を抑えるヒートシンク付きモデルや、Gen4対応の高速モデルを選ぶと良いでしょう。

速度と容量で選ぶ!ゲーミングPCにおすすめのSSD 10選

  1. [SAMSUNG] 990 PRO 1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD
  2. [SAMSUNG] 990 PRO 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD
  3. [WD_BLACK] SN850X 1TB NVMe Gen4 M.2 2280 ゲーミングSSD
  4. [WD_BLACK] SN850X 2TB NVMe Gen4 M.2 2280 ゲーミングSSD
  5. [Crucial] T500 1TB Gen4 NVMe M.2 内蔵ゲーミングSSD
  6. [Crucial] T500 2TB Gen4 NVMe M.2 内蔵ゲーミングSSD
  7. [Crucial] P3 Plus 1TB NVMe M.2 内蔵SSD
  8. [Crucial] P3 Plus 2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 内蔵SSD
  9. [Kingston] KC3000 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD
  10. [Kingston] FURY Renegade 1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD
No. 商品名 参考価格 特徴・メリット おすすめユーザー
1 SAMSUNG 990 PRO 1TB ¥54,497 現行最強クラスの速度。ロード時間を極限まで短縮。 性能妥協なし、最強の環境を作りたい方
2 SAMSUNG 990 PRO 2TB ¥43,414 1TBより割安な価格設定。圧倒的な容量と速度。 大量のゲームを最高速で楽しみたい方
3 WD_BLACK SN850X 1TB ¥29,400 ゲームモード搭載でレスポンス向上。信頼のWD製。 安定性とゲーム特化機能を求める方
4 WD_BLACK SN850X 2TB ¥46,490 大容量でも速度低下なし。ヒートシンクなしでも高性能。 メインストレージとして長く使いたい方
5 Crucial T500 1TB ¥31,000 Micron製232層NAND採用。省電力かつ爆速。 ノートPCやPS5への増設にも最適
6 Crucial T500 2TB ¥49,497 2TBでもこの価格。ハイエンド入門に最適。 コスパ良く高性能な2TBが欲しい方
7 Crucial P3 Plus 1TB ¥35,700 Gen4対応のエントリーモデル。必要十分な速さ。 データ保存用やサブSSDとして安く済ませたい方
8 Crucial P3 Plus 2TB ¥35,675 2TBが驚きの安さ。Gen4の速度を手軽に。 とにかく安く大容量を確保したい方
9 Kingston KC3000 2TB ¥65,909 薄型グラフェンヒートシンク搭載。高耐久。 熱対策が難しい環境で使用する方
10 Kingston FURY Renegade 1TB ¥33,414 7300MB/sの超高速。激しい読み書きに強い。 頻繁にゲームのインストール・削除を行う方

※価格は記事執筆時点のAmazon販売価格です。

1. 【絶対王者の実力】SAMSUNG 990 PRO 1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD

PCIe 4.0 (Gen4) インターフェースの限界に挑んだ、SAMSUNGのフラッグシップモデルです。最大読み出し速度7450MB/s、書き込み6900MB/sという驚異的な数値を叩き出し、ゲームのロード時間やOSの起動時間を体感できるレベルで短縮します。

独自のコントローラーとV-NAND技術により、電力効率も前モデル(980 PRO)から最大50%向上。発熱制御も優秀で、長時間のゲームプレイでもサーマルスロットリング(熱による速度低下)を起こしにくい設計です。「とにかく一番速いSSDが欲しい」「システムドライブとして最高の信頼性が欲しい」というエンスージアストにとって、これ以上の選択肢はありません。

2. 【容量単価の逆転】SAMSUNG 990 PRO 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD

1TBモデルと同じ最高峰の性能を持ちながら、2TBという余裕の容量を実現したモデルです。特筆すべきは、記事執筆時点で1TBモデルよりも価格が安くなっている(あるいは同等)という逆転現象が起きている点です。これは市場の需給バランスによるものですが、ユーザーにとってはまたとないチャンスです。

43,000円台で現行最強クラスの2TB SSDが手に入るというのは、コストパフォーマンスの観点から見ても破格です。大量のゲームライブラリを保存しつつ、その全てを爆速でロードできる環境は、一度味わうと戻れません。予算が許すなら、迷わずこちらの2TBモデルを選ぶべきです。

3. 【ゲーマーのための黒】WD_BLACK SN850X 1TB NVMe Gen4 M.2 2280 ゲーミングSSD

Western Digitalのゲーミングブランド「WD_BLACK」が送る、ゲーム特化型のハイエンドSSDです。最大7300MB/sの読み出し速度に加え、専用ソフト「Game Mode 2.0」をオンにすることで、ロード時間をさらに短縮する予測読み込み機能などが有効になります。

ゲームプレイ中のカクつきを抑え、安定したレスポンスを提供することに注力しており、FPSなどの競技性の高いゲームをプレイするユーザーから絶大な支持を得ています。信頼性も非常に高く、5年間の製品保証が付帯しているのも安心ポイント。黒で統一されたデザインは、マザーボード上でも引き締まった印象を与えます。

4. 【大容量の余裕】WD_BLACK SN850X 2TB NVMe Gen4 M.2 2280 ゲーミングSSD

SN850Xの2TBモデルです。最近のゲームは100GBを超えるものがザラにありますが、2TBあればOS領域を除いても約1.8TBほど自由に使えるため、大型タイトルを15本以上インストールしてもまだ余裕があります。

動画編集などで巨大な素材データを扱う場合でも、この速度と容量があればストレスなく作業が進みます。書き込み耐性(TBW)も1200TBと非常に高く、毎日ハードに使っても何年も持ちこたえるタフネスさを誇ります。メインストレージとして長く愛用できる、頼れる相棒となるでしょう。

5. 【次世代のスタンダード】Crucial T500 1TB Gen4 NVMe M.2 内蔵ゲーミングSSD

メモリメーカー大手のMicron(マイクロン)が開発した、最新の232層3D NAND技術を採用したSSDです。これにより、従来のGen4 SSDよりも消費電力を抑えつつ、最大7300MB/sの高速転送を実現しています。発熱が少ないため、ノートPCやPS5への増設用としても最適です。

「ゲーミングPC SSD 1TB おすすめ」として必ず名前が挙がるほどのバランスの良さが魅力。DRAMキャッシュを搭載しており、ランダムアクセス性能も高いため、OSの起動や普段使いのサクサク感も向上します。Crucialブランドの安心感と最新技術の恩恵を、手頃な価格で手に入れられます。

6. 【ハイエンドへの近道】Crucial T500 2TB Gen4 NVMe M.2 内蔵ゲーミングSSD

T500シリーズの2TBモデルです。1TBモデルと同様に省電力・低発熱でありながら、2倍の容量を提供します。最近のゲーミングPC構成では、システム用に500GB〜1TB、ゲーム保存用に2TBというデュアルストレージ構成が人気ですが、このT500 2TBなら1本で全てをまかなえるポテンシャルがあります。

DirectStorage(ゲームのロード時間を短縮するWindowsの機能)にも最適化されており、対応ゲームではロード時間が劇的に短くなります。将来的な技術トレンドにも対応した、長く使える賢い投資先と言えるでしょう。

7. 【コスパ最強のGen4】Crucial P3 Plus 1TB NVMe M.2 内蔵SSD

「Gen4のSSDが欲しいけど、予算は抑えたい」という方に最適なエントリーモデルです。読み出し速度は最大5000MB/sと、ハイエンドモデルには及びませんが、従来のGen3 SSD(約3500MB/s)やSATA SSD(約550MB/s)と比べれば圧倒的に高速です。

ゲームのロード時間において、7000MB/s級のSSDとの体感差は数秒程度であることが多く、コストを重視するなら非常に合理的な選択です。データ保存用のサブSSDとしても優秀で、HDDからの置き換えなら世界が変わるほどの快適さを実感できます。

8. 【データ倉庫の決定版】Crucial P3 Plus 2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 内蔵SSD

2TBの大容量NVMe SSDが3万円台で手に入るという、驚異的なコストパフォーマンスを誇るモデルです。QLC NANDを採用することで低価格化を実現しており、頻繁な書き換えには向きませんが、一度インストールしたゲームを読み出して遊ぶ用途なら全く問題ありません。

Steamのライブラリを丸ごとダウンロードしておきたい、撮りためたプレイ動画を保存しておきたいといった「倉庫」的な使い方に最適です。マザーボードの2番目、3番目のスロットに挿して使う増設用SSDとして、これ以上ないほど優秀な製品です。

9. 【冷却の鬼】Kingston KC3000 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD

熱伝導率の高いグラフェンアルミニウムヒートスプレッダを採用した、冷却性能に優れたハイエンドSSDです。薄型でありながら効率的に熱を逃がすため、ヒートシンクが干渉しやすい小型PCやノートPCでも安定した性能を発揮します。

最大7000MB/sの速度と、2TBモデルで1600TBWという驚異的な耐久性を兼ね備えています。これは同クラスの他社製品と比べても頭一つ抜けた数値であり、データの安全性を重視するクリエイターや、PCを24時間稼働させるようなヘビーユーザーにおすすめです。

10. 【タフネスの極み】Kingston FURY Renegade 1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 内蔵SSD

ゲーミングブランド「FURY」の名を冠した、超高性能・高耐久SSDです。最大7300MB/sの読み出し速度に加え、1TBモデルでも1000TBWという高い書き込み耐性を持っています。頻繁にゲームをインストール・アンインストールしたり、大容量のファイルを移動させたりしても、性能劣化が起きにくい設計です。

PS5の増設用としても公式に推奨されるスペックを満たしており、ヒートシンク付きモデルも選べます。「とにかく頑丈で速いSSDがいい」という質実剛健なゲーマーの要望に応える、頼もしい一本です。

まとめ:1TBは通過点。2TBがもたらす「余裕」という最強の武器

ゲーミングPCに搭載するSSDが1TBで足りるのかどうかの結論は、あなたのプレイスタイルが「広く浅く」か「狭く深く」かによって変わります。しかし、ゲームの容量が肥大化し続ける現在、1TBはあくまでスタートラインであり、決してゴールではありません。2TBを選べば、容量不足の警告に怯えることなく、気になるゲームを片っ端からインストールできる自由が手に入ります。

  • 迷ったら2TB:容量単価が下がっている今、2TBは最もコスパが良く、将来性のある選択です。
  • 1TBなら運用でカバー:遊ばないゲームは消す習慣があれば、1TBでも十分に戦えます。
  • 増設は簡単:最初は1TBで始め、足りなくなったらM.2スロットに2枚目を追加するのが賢い自作派のスタイルです。

SSDの容量は、PCの快適さに直結する体力のようなものです。余裕を持った容量を選び、ロード時間のストレスから解放された、真に没入できるゲーム体験を手に入れてください。