「外付けSSDって速いけど何かデメリットある?」「ゲームに向いてる?」「寿命って短くない?」──こうした疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。確かに、SSDはHDDよりも圧倒的な速度を誇りますが、用途を誤れば「後悔する買い物」にもなりかねません。
この記事では、初心者でも理解しやすいよう「外付けSSDの主なデメリット」「HDDとの比較」「寿命・発熱・故障リスク」などを徹底的に解説。そのうえで、信頼性と実用性を兼ね備えたおすすめ外付けSSDを厳選して5つご紹介します。
- 外付けSSDのメリットと致命的デメリットを完全網羅
- HDDとの比較で自分に最適な選択肢がわかる
- ゲーム用途や動画編集に向いているかをプロ視点で解説
- 「寿命・熱・故障」などのリスク対策も明確に提示
- 買って後悔しない!信頼の外付けSSDおすすめ5選を紹介
外付けSSDの5つのデメリットと回避策

- コスパが悪い?価格の高さと容量制限
- SSDは消耗品?書き換え寿命の真実
- 突然死に注意?復旧不可能なリスク
- 発熱でパフォーマンス低下?対策必須
- 用途の見極めが超重要!買って後悔しないために
1. コスパが悪い?価格の高さと容量制限
外付けSSDの最も大きな弱点はコストパフォーマンス。たとえば、同じ1TBでもHDDなら5,000円前後で買えるのに対し、SSDは1万円以上が相場です。高速性を重視する人には価値がありますが、「安くて大容量が欲しい」というニーズにはHDDの方が有利です。コスパ重視なら、保存用と作業用でSSDとHDDを使い分けるのが賢明です。
2. SSDは消耗品?書き換え寿命の真実
SSDには「書き換え寿命」が存在します。これはNANDフラッシュの特性上、一定回数の書き込みを超えるとセルが劣化し、寿命が近づくというもの。とくに動画編集やゲームのインストールを頻繁に繰り返す環境では、想像以上に寿命を早めてしまうこともあります。寿命対策としては、容量に余裕のあるモデルを選び、書き込み頻度の高いデータを内部ストレージに逃がす工夫が有効です。
3. 突然死に注意?復旧不可能なリスク
SSDは構造上、HDDよりも故障時の予兆がなく、突然認識しなくなる「SSDの突然死」が発生するケースがあります。しかも、データ復旧が非常に困難。重要なファイルを扱うなら、SSD単体に依存せず、必ず二重バックアップを取りましょう。また、定期的な健康診断ツールの使用もリスク軽減に繋がります。
4. 発熱でパフォーマンス低下?対策必須
外付けSSDは高速な反面、発熱しやすいという欠点を持ちます。特にUSBバスパワーで駆動するモデルは冷却性能が限られており、長時間使用によって速度が低下する「サーマルスロットリング」が発生することも。放熱性の高いアルミ筐体を採用したモデルや、ファン搭載クレードルを活用することで熱暴走を防ぎ、性能を安定させることができます。
5. 用途の見極めが超重要!買って後悔しないために
外付けSSDは便利ですが、すべての用途に万能ではありません。たとえば、OSやアプリの起動速度を上げたい場合、内蔵SSDの増設が最も効果的です。一方で、写真や動画の持ち運び・編集、ゲームのロード短縮など、特定用途では非常に高いパフォーマンスを発揮します。「何に使いたいのか?」を明確にしたうえで選ぶことが、SSD選びで失敗しない最重要ポイントです。
プロが選ぶ!2025年版おすすめ外付けSSDランキング5選

- SanDisk Extreme Portable SSD V2(1TB)
- Samsung T7 Shield Portable SSD(1TB)
- Crucial X9 Pro Portable SSD(1TB)
- バッファロー SSD-PGTU3シリーズ(500GB/1TB)
- Western Digital WD My Passport SSD(1TB)
1. SanDisk Extreme Portable SSD V2(1TB)
業界屈指の信頼性を誇るSanDisk製ポータブルSSD。最大1050MB/sの読み込み速度に加え、IP55の防塵・防滴性能を装備しており、屋外や過酷な環境でも安定した動作を実現します。外出先での動画編集や高解像度の写真保存など、高負荷作業にも適したスペック。アルミボディによる優れた放熱性と衝撃吸収設計により、携帯性と耐久性を両立。ミニマルかつプロフェッショナルな1台です。
2. Samsung T7 Shield Portable SSD(1TB)
外観からは想像できないタフネス性能を誇るT7 Shieldは、防水・防塵性能(IP65)と耐衝撃性を兼ね備えたハードな環境でも頼れるモデル。独自の熱制御設計により発熱を抑え、動画編集や長時間ゲーム保存にも安心して使えます。USB 3.2 Gen 2に対応し、最大1050MB/sの高速転送を実現。見た目もスタイリッシュで、性能とデザインを妥協したくないユーザーにぴったりです。
3. Crucial X9 Pro Portable SSD(1TB)
Micron製NANDを採用した高品質ポータブルSSD。USB-Cポート対応で最大1050MB/sの高速通信を実現し、データの読み書きもスムーズ。筐体は放熱性に優れた金属構造で、負荷がかかる編集作業でも安定動作をキープします。耐温度性能や衝撃耐性にも優れており、ビジネスユースや動画編集などのプロフェッショナル環境にも最適です。Crucialならではの信頼感も選ばれる理由のひとつ。
4. バッファロー SSD-PGTU3シリーズ(500GB/1TB)
日本ブランドの安心感と手頃な価格が魅力のバッファロー製SSD。最大読込速度430MB/sと他のモデルに比べやや控えめではありますが、日常的なファイル移動やPS4/PS5のゲームデータ保存には十分な性能。小型・軽量設計でバッグの中でもかさばらず、持ち運びにも便利。コストを抑えつつ一定の速度を求めるユーザーにとって、非常にコスパの高い選択肢です。
5. Western Digital WD My Passport SSD(1TB)
見た目の美しさと堅実な性能を両立した、WDの人気シリーズ「My Passport」。最大1050MB/sの転送速度に対応し、画像や動画編集だけでなく、ゲームやビジネスシーンでも幅広く活躍。さらに256bit AESハードウェア暗号化機能を搭載し、セキュリティ重視のユーザーにも安心。カラバリも豊富で、デザイン性を求める方にとっても満足度の高いSSDです。
まとめ:SSD選びは「安さ」より「相性と信頼性」で決める
外付けSSDは、高速性や静音性、携帯性といった魅力がある一方で、「高価格」「寿命の限界」「発熱」といったデメリットも存在します。大容量データの持ち運びや、動画編集・ゲーム用途などでは圧倒的にHDDより有利ですが、使い方によっては「オーバースペック」と感じることも。
だからこそ重要なのが、「自分の使い方に合ったモデルを選ぶこと」です。
今回紹介したSSDは、いずれも以下のポイントを満たした製品です。
- 読込速度1000MB/s以上で高速転送を実現
- 防塵・防水・耐衝撃などの耐久性も重視
- ブランド信頼性・サポートの安心感あり
- 日常使い〜業務用途まで幅広く対応
安さだけを基準に選んで後悔する前に、「信頼できるブランド×用途に合った性能」で選ぶのが賢明な判断。記事内で紹介した5製品は、どれもユーザー満足度が高く、初心者からプロまで安心して使えるモデルばかりです。
バックアップ用・動画編集用・ゲーミング用途など、あなたのニーズに合わせて、最適なSSDを手に入れてください。性能だけでなく、“安心”まで手に入る──それが優れた外付けSSD選びの真価です。