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ラズパイでできること30選とおすすめ商品を紹介!初心者でも広がる無限の可能性!

「ラズベリーパイ(ラズパイ)」とは、手のひらサイズの超小型コンピュータです。安価でありながら汎用性が高く、教育・趣味・業務・IoT開発など幅広い分野で利用されています。

この記事では、ラズパイでできることを30例紹介するとともに、「何が必要?」「どれを買えばいい?」と悩む人向けにおすすめ商品も徹底解説します。

  • ラズパイ初心者にもわかりやすく活用アイデアを紹介
  • 人気の理由や欠点も丁寧に解説
  • ラズパイを使った便利・面白いプロジェクト30例を紹介
  • ラズパイ本体+周辺機器おすすめ10選を用途別に紹介
  • 電気代や運用コストも解説し、導入の不安を払拭

ラズパイの基本と人気の理由

  • ラズパイはなぜ人気?
  • ラズパイの欠点・弱点とは?
  • ラズパイはつけっぱなしにできる?電気代は?
  • 初心者向けに必要な周辺機器は?

ラズパイはなぜ人気?

ラズベリーパイは、低価格でありながら高度なコンピューティング環境を構築できる点が評価されています。教育用として世界中で活用されており、子どもでも簡単にLinuxやプログラミングに触れることができる設計が特徴。また、豊富なコミュニティとサンプルコード、チュートリアルが存在するため、初心者でも安心してスタートできます。IoTや電子工作との親和性も高く、作りたいアイデアを手軽に実現できるのも人気の理由の一つです。

ラズパイの欠点・弱点とは?

ラズパイは非常に優れたツールですが、ハードウェアスペックには制限があります。たとえば、動画編集や3Dゲームなどの高負荷な作業には不向きです。また、microSDカードをストレージとして使うため、読み書きの速度や耐久性に課題がある場合もあります。加えて、発熱対策を怠ると処理性能が落ちる「サーマルスロットリング」が発生することも。これらの弱点を理解し、用途に合った使い方をすることが重要です。

ラズパイはつけっぱなしにできる?電気代は?

ラズパイは非常に低消費電力で、常時稼働も問題ありません。モデルにもよりますが、ラズパイ4や5であっても1カ月の電気代は100〜200円程度と非常に安価です。そのため、自作NASや監視カメラ、サーバー用途などで24時間稼働させる用途に最適。ただし、長期使用する場合は電源アダプタや冷却ファンなど信頼性の高い周辺機器の導入を検討しましょう。

初心者向けに必要な周辺機器は?

ラズパイを活用するためには、本体のほかにいくつかの周辺機器が必要です。まず欠かせないのが電源アダプタとmicroSDカード(OSインストール用)、そしてHDMIケーブル・モニター・USBキーボード&マウス。電子工作に挑戦したい人はGPIOピンに対応した拡張ボードやブレッドボード、ジャンパーワイヤー、LEDやセンサー類もあると便利です。また、冷却ファンやヒートシンクも長時間使用を前提とするなら導入しておきたいアイテムです。

ラズパイでできること30選(用途別)

1. LinuxデスクトップPC化

モニター、キーボード、マウスを接続すれば、UbuntuやRaspberry Pi OSを搭載した本格的なLinuxデスクトップPCとして使用可能。文書作成やネットサーフィンもできる。

2. プログラミング学習用端末

Python、Scratch、C言語など様々な言語に対応。教育現場や独学者に最適なプラットフォームで、実機操作による理解が深まる。

3. 自作NAS(ネットワークHDD)

HDDをUSB接続し、Sambaなどを用いて家庭内のファイル共有サーバーを構築可能。写真や動画のバックアップにも最適。

4. VPNサーバー構築

OpenVPNを使って自宅ネットワークに安全にアクセスできるVPNサーバーが構築可能。外出先からも安全にNASやスマート家電にアクセスできる。

5. IoTスマートホーム化

リレーやセンサーを組み合わせて家電の自動制御を実現。照明・カーテン・エアコンの遠隔操作も可能。

6. ネットワーク監視カメラ

USBカメラやラズパイカメラモジュールを接続して、ライブ配信・録画・動体検知付きの防犯カメラを自作。

7. Minecraftサーバー構築

教育版マインクラフトなど、軽量なマルチプレイサーバーを立てることができ、子どもの学習用としても活用されている。

8. レトロゲーム機(エミュレータ)

RetroPieを使えば、ファミコンやスーファミ、メガドライブなど往年のゲーム機を再現でき、コントローラー接続も可能。

9. ストリーミング再生専用端末(Pi+Kodi)

KodiやPlexを使って、YouTubeやローカルメディアの映像をテレビに出力。格安メディアセンターが完成する。

10. デジタルフォトフレーム

SDカードやクラウド連携で自動スライドショーを表示可能。カレンダー表示や天気連携もできて実用性が高い。

11. スマートミラー

鏡の裏にモニターを仕込み、時刻・天気・ニュースなどを表示。玄関や洗面所に設置すれば便利な情報端末に。

12. 天気予報表示モニター

常時表示モニターにAPIで取得した天気データを表示。色分けやアイコンで直感的に確認可能。

13. センサーデータ収集&可視化

温湿度・CO2・気圧などをセンサーから取得し、InfluxDB+Grafanaで美しく可視化するIoTダッシュボードを構築。

14. スマートリモコン化

赤外線送信モジュールを使って、家電の操作をスマホや音声で制御できるようにする。

15. スピーカー操作付きネットラジオ

インターネットラジオ局を自動受信・再生。LCDやダイヤルで曲情報を表示・選局できるモデルも作成可能。

16. AI音声アシスタント(Mycroftなど)

オープンソースの音声AIを導入して、自作のスマートスピーカー化。天気、予定、ニュースの読み上げも。

17. 電子ペーパーディスプレイ制御

省電力なE-Inkパネルと連携し、情報表示端末として活用。バッテリー駆動で長時間稼働も可能。

18. ロボット制御用コントローラ

サーボやモーターを制御して、自律走行ロボットや追跡ロボットを作ることができる。

19. 防犯アラーム装置

人感センサーと連携して、侵入検知時にブザーやカメラ録画を行う。メール通知設定も可能。

20. Bluetoothスピーカー制御端末

Bluetooth接続を自動化し、ラズパイに音楽送信・受信のハブ機能を持たせることができる。

21. Webサーバー(Apache/Nginx)

WordPressを導入すれば、自宅で本格的なブログやWebアプリも公開可能。SSL設定も対応。

22. 自作ファイアウォール

iptablesやPi-holeを使って、広告ブロックやネットワークの通信制御を行うローカルセキュリティ対策に。

23. タイムラプス撮影システム

一定時間ごとに写真を撮影し、映像として連続再生する。自然観察や建築現場記録に活用。

24. 時報・目覚まし時計

時刻をNTP同期して、正確なアラームやお知らせを音声やLEDで通知。表示パネル付きモデルも可能。

25. 自動植物水やりシステム

土壌湿度センサーで水分量を測定し、自動的にポンプを作動。スマホからの遠隔操作もできる。

26. ドローン操作基板(制御)

ラズパイでドローンの飛行制御をプログラム。ジャイロやGPSと組み合わせて自動飛行ルートも設定可能。

27. 電子工作用制御モジュール

LED点灯やモーター回転など、電子工作での各種パーツの制御基板として活用。

28. 鉄道模型制御(ポイント切り替え等)

GPIOを活用し、線路の切り替えや踏切・照明を制御する鉄道模型ジオラマを構築。

29. QRコードリーダー端末

USB接続のカメラやバーコードスキャナを用いて、在庫管理や入退室管理など業務用途にも。

30. 監視付きIoT電源タップ

電流センサーとリレーを組み合わせ、電力使用量の監視と遠隔ON/OFFを可能にするスマート電源タップ。

初心者向けラズパイ関連おすすめ商品10選

  1. Raspberry Pi 5 本体(4GB/8GB)
    最新世代の高性能モデル。冷却ファンやUSB-C電源対応でパフォーマンス向上。
  2. Raspberry Pi 公式ケース
    放熱構造が施されており、安定運用に最適。純正で信頼性も高い。
  3. 電源アダプタ(USB-C PD対応)
    ラズパイ5の安定動作に必須。PD対応の高出力モデルがおすすめ。
  4. microSDカード(32GB〜128GB)
    OSやデータ保存用。SanDiskやSamsung製が信頼性高く定番。
  5. 冷却ファン付きヒートシンクセット
    発熱が気になるラズパイに装着することで、動作安定性が向上。
  6. HDMI変換ケーブル(microHDMI to HDMI)
    モニター出力用。デュアルディスプレイ対応モデルには2本必要。
  7. GPIO拡張ボード+ジャンパーワイヤー
    電子工作初心者でも扱いやすく、LED制御やセンサ接続に必須。
  8. タッチパネル付きLCDディスプレイ(7インチ)
    スタンドアロン端末化に便利。モニターとタッチ操作が一体化。
  9. USBキーボード&マウスセット
    初期設定時に必要。コンパクトタイプで省スペース化も可能。
  10. Raspberry Pi用OSインストールガイド付き入門キット
    電源・ケーブル・SDカード・ケースなど一式がそろっており、初心者の最初の1台に最適。

ラズパイにおすすめのセンサー10選

  1. DHT22(温湿度センサー)
    温度と湿度を同時に測定できる定番センサー。環境モニタリングや気象観測に最適。
  2. HC-SR04(超音波距離センサー)
    超音波で距離を測るセンサー。ロボットの障害物検知や距離測定プロジェクトにおすすめ。
  3. MQ-2(ガスセンサー)
    LPG、CO、一酸化炭素などのガスを検出。家庭の防災アラートや環境管理に活用。
  4. BMP280(気圧・温度センサー)
    高度計としても使える高精度センサー。ウェザーステーションや飛行系プロジェクトに。
  5. TCS34725(カラーセンサー)
    RGBの色識別が可能なセンサー。ライントレースロボットやスマート照明調整に。
  6. PIR人感センサー(HC-SR501)
    人や動物の動きを検知。自動照明、防犯カメラとの連携に使用される。
  7. 土壌湿度センサー
    植物の水分管理に使えるセンサー。自動水やりシステムや農業IoTに活用。
  8. MPU-6050(加速度・ジャイロセンサー)
    6軸の動き検知が可能。ロボット、ドローン、モーション検出に最適。
  9. BH1750(照度センサー)
    周囲の明るさを測定。スマートライトや環境センサーボードに取り入れやすい。
  10. INA219(電流・電圧センサー)
    IoT電源制御や電力監視に使えるセンサー。消費電力の可視化が可能。

まとめ

ラズパイは、初心者から上級者まで幅広く活用できる万能ツールです。この記事で紹介した30の用途をヒントに、自分なりのプロジェクトに挑戦してみてください。必要な周辺機器も揃えれば、すぐにでも活用を始められます。手軽で奥が深いラズパイの世界、あなたもぜひ体験してみましょう。