「コダック カメラ 使い捨てじゃない」モデルを探しているあなたは、きっと「写ルンです」や「Kodak FunSaver」といった、使い捨てフィルムカメラの「1回きり」という点に、物足りなさやコストの疑問を感じ始めているのではないでしょうか。
あの独特の写りは好きだけど、撮り終わるたびにカメラごと買い替えるのは…。コダックのカメラで、フィルムだけを交換してずっと使える、「使い捨てじゃない」モデルがあれば、フィルムライフはもっと豊かになるはずです。この記事では、コダックの使い捨てカメラ(FunSaver)と「写ルンです」の比較から、フィルムの保存方法、そして今こそ手に入れたい「使い捨てじゃない」コダックのフィルムカメラまで、あなたの疑問を解消します。
- 「コダック」と「写ルンです」使い捨てカメラの違いは?
- フィルムは何枚撮れる?未使用フィルムと撮影済みフィルムの保存方法
- 使い捨てじゃない! フィルム交換式コダックカメラの魅力
- 今すぐ始められる!おすすめのコダックフィルムカメラ5選
コダックの「使い捨て」と「使い捨てじゃない」カメラの疑問
- コダックのフィルムカメラは何枚くらい撮れる?(使い捨てとの違い)
- 未使用のフィルムと撮り終わったフィルムの保存方法は?
- フィルムカメラの「空シャッター」は何回必要?
- コダック「FunSaver」と「写ルンです」どっちがいい?比較と違い
- コダック FunSaverのスマホ転送と「27+12」の意味は?
1. コダックのフィルムカメラは何枚くらい撮れる?(使い捨てとの違い)
「コダックのフィルムカメラで何枚くらい撮れる?」という疑問は、カメラの種類によります。「Kodak FunSaver」のような使い捨てカメラは、あらかじめ「27枚撮り」や「39枚撮り(27+12)」のフィルムが装填されており、それ以上は撮れません。
一方で、あなたが探している「使い捨てじゃない」コダックのフィルムカメラ(M35やEKTAR H35など)は、フィルムを自分で交換します。そのため、撮れる枚数は「あなたが装填するフィルム」によって決まります。一般的に市販されているフィルムは「24枚撮り」か「36枚撮り」が主流です。撮り終わったらフィルムだけを取り出し、新しいフィルムを入れれば、また撮影を続けられます。これが使い捨てカメラとの最大の違いです。
2. 未使用のフィルムと撮り終わったフィルムの保存方法は?
フィルムは非常にデリケートです。「未使用のフィルムの保管方法」として最適なのは、ズバリ「冷蔵庫の野菜室」です。フィルムは高温多湿と光に弱く、常温で放置すると化学変化が起きて画質が劣化してしまいます。冷蔵庫(冷凍庫は推奨されません)で保管することで、その鮮度を長く保つことができます。使うときは、結露を防ぐために、使用する数時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻してから使いましょう。
一方、「撮り終わったフィルムの保存方法」は、とにかく「早く現像に出す」ことです。撮影済みのフィルム(潜像状態)は、未使用時よりもさらに不安定です。高温多湿や直射日光を避け、なるべく1〜2ヶ月以内、遅くとも有効期限内に現像に出すのが鉄則です。
3. フィルムカメラの「空シャッター」は何回必要?
「使い捨てじゃない」フィルムカメラを初めて使うとき、「空シャッター」という作業が必要になります。これは、フィルムの先端をカメラの巻き取り軸にセットした後、フィルムが光に感光してしまった先端部分を巻き送るための操作です。
フィルムをセットして裏蓋を閉めたら、まずシャッターを切り、フィルムを巻き上げる。これを繰り返します。カウンターが「1」になるまで、通常「2〜3回」の空シャッターが必要です。これをやらないと、1枚目の写真が光に感光して写らない、という悲しいことになるので、必ず行いましょう。(※使い捨てカメラは工場で装填済みなので不要です)
4. コダック「FunSaver」と「写ルンです」どっちがいい?比較と違い
「コダック FunSaver」と富士フイルムの「写ルンです」は、どちらも使い捨てフィルムカメラの代表格です。「どっちがいい?」と悩む方も多いですが、写りに明確な違いがあります。
最大の違いは「フィルム感度」と「色味」です。FunSaverは「ISO800」のフィルムを搭載していることが多く、これは「写ルンです」(ISO400)の2倍の感度です。そのため、FunSaverは室内や夕暮れ時など、少し暗い場所でもフラッシュなしで写りやすいという強みがあります。
色味は、コダックが「暖色系(黄色や赤が強く出る)」で温かみのある写り、写ルンです(富士フイルム)が「寒色系(緑や青が特徴的)」でノスタルジックな写り、と評されます。どちらも「使い捨て」ですが、撮りたい雰囲気に合わせて選ぶのが正解です。
5. コダック FunSaverのスマホ転送と「27+12」の意味は?
「コダック FunSaver」も、撮り終わったら「写ルンです」と全く同じように、カメラ屋さんに持って行って現像とデータ化をお願いできます。お店で「スマホ転送サービス」を頼めば、現像されたデータをQRコードやアプリ経由で簡単にスマホに保存できます。使い捨てだからといって、データ化できないことはありません。
また、パッケージに見られる「27+12」という表記。これは「27枚撮りフィルムに、ボーナスで12枚付いてくる」という意味ではなく、単純に「合計39枚撮れます」という意味です。「Kodak FunSaver 35mm シングルユースカメラ」には、27枚撮りモデルと、この39枚撮り(27+12)モデルが存在する、ということです。
今こそ欲しい!「使い捨てじゃない」コダックのフィルムカメラ5選
- 【ハーフ・高機能】KODAK EKTAR H35N ハーフフレームフィルムカメラ
- 【超シンプル】KODAK M35 フィルムカメラ
- 【フラッシュ強化】KODAK M38 フィルムカメラ
- 【ハーフ・入門】KODAK EKTAR H35 ハーフフレームフィルムカメラ
- 【比較用・使い捨て】Kodak FunSaver 35mm シングルユースカメラ (39枚撮り)
1. 【ハーフ・高機能】KODAK EKTAR H35N ハーフフレームフィルムカメラ
「使い捨てじゃない」カメラで、もっとクリエイティブな撮影を楽しみたい。そんなあなたに最適なのが、この「EKTAR H35N」です。このカメラの最大の特徴は、「ハーフフレーム」であること。通常のフィルム1コマに「2枚」の写真を撮れるため、36枚撮りフィルムなら、なんと72枚も撮影可能です。
さらに、この「N」モデルは、通常のハーフカメラにはない「星形フィルター(スターフィルター)」と「バルブシャッター(長時間露光)」機能を搭載。夜景の光をキラキラさせたり、光の軌跡を撮ったりと、アーティスティックな表現が可能です。ガラスレンズを採用し、写りもシャープ。フィルムを経済的に、かつ個性的に楽しみたいあなたのための、次世代の相棒です。
2. 【超シンプル】KODAK M35 フィルムカメラ
「フィルムカメラを始めたいけど、難しい操作は嫌だ」「写ルンですのような手軽さで、フィルム交換だけしたい」。そんなあなたのわがままに応える、最もシンプルな「使い捨てじゃない」コダックカメラが、この「M35」です。
プラスチック製のカラフルなボディは非常に軽量で、まさに「おもちゃのカメラ」のような可愛らしさ。操作は、フィルムをセットしたら、あとはシャッターを押すだけ(暗ければフラッシュをON)。「写ルンです」とほぼ同じ感覚で、ピント合わせも不要です。
それでいて、撮り終わったら裏蓋を開けてフィルムを取り出し、新しいフィルムを装填できる。この「繰り返し使える」という事実が、あなたのフィルムライフのコストを劇的に下げてくれます。まさに「フィルムカメラ入門」の最初の一台として、これ以上ない選択肢です。
3. 【フラッシュ強化】KODAK M38 フィルムカメラ
「M35は魅力的だけど、もう少しだけしっかりした作りがいい」。そんなあなたには、M35の兄貴分とも言える「M38」がおすすめです。基本的な操作感はM35と変わりませんが、いくつかの点が明確にアップグレードされています。
まず、内蔵フラッシュがM35よりも強力になっています。これにより、室内や夜間での撮影で、より明るく、確実に被写体を捉えることができます。また、本体に適度な重みが加えられており、シャッターを押す際の「手ブレ」を軽減する効果も期待できます。
フィルムの巻き取り軸も改良されており、フィルム装填がM35より少しスムーズになったと評価されています。M35の「軽すぎる」ボディが不安な方や、より確実にフラッシュ撮影を成功させたい方にとって、このM38は堅実で信頼できる選択肢となるでしょう。
4. 【ハーフ・入門】KODAK EKTAR H35 ハーフフレームフィルムカメラ
「H35Nの多機能までは要らないけど、フィルムを2倍撮れるハーフフレームは魅力的」。そんなあなたには、H35Nのスタンダードモデルにあたる、この「EKTAR H35」が最適です。H35Nのスターフィルターやバルブシャッターを省略した分、より手頃な価格でハーフフレームの世界に飛び込めます。
レトロで高級感のあるデザインは、持っているだけで気分が上がります。36枚撮りフィルムで72枚撮れるという圧倒的な経済性は、フィルム価格が高騰している今、非常に大きなメリットです。
フィルム1コマに2枚写るという特性を活かし、「右と左で物語を作る」「あえて時間をずらして撮る」など、ハーフフレームならではのユニークな作品作りに挑戦できます。「使い捨てじゃない」カメラで、フィルムを思う存分、賢く楽しみたいあなたのための入門機です。
5. 【比較用・使い捨て】Kodak FunSaver 35mm シングルユースカメラ (39枚撮り)
「使い捨てじゃない」カメラを紹介してきましたが、やはり「まずは一度、コダックの写りを試してみたい」という方のために、あえて「使い捨て」の王様、「FunSaver」を紹介します。
このモデルの強みは、ISO800の高感度フィルムが最初から入っていること。これは「写ルンです」(ISO400)の2倍の明るさで、室内や夕暮れ時でもフラッシュなしで雰囲気のある写真が撮りやすい、という大きなメリットがあります。コダック特有の「温かみのある発色」も魅力です。
価格は39枚撮りで「使い捨て」としては高価に感じますが、フィルム(36枚撮り)とカメラ本体(M35など)を別々に買うよりは、初期投資が安く済みます。まずはこのFunSaverでコダックの写りを体験し、スマホ転送した写真が気に入ったら、本格的に「使い捨てじゃない」カメラへステップアップする。それが最も賢明な道かもしれません。
まとめ:「使い捨てじゃない」コダックカメラで、本当のフィルムライフを
コダックカメラが使い捨てじゃないということから、フィルムを交換して繰り返し使えるカメラの魅力に気づいたかもしれません。「FunSaver」や「写ルンです」は、手軽にフィルム写真の「エモさ」を体験できる素晴らしい入り口です。
しかし、本当にフィルム写真の奥深さ、楽しさを味わうなら、M35やEKTAR H35のような「使い捨てじゃない」カメラが不可欠です。自分でフィルムを選び、装填し、撮り終わったら巻き戻す。その一連の「手間」こそが、デジタルでは味わえない愛着を生み出します。
この記事が、あなたのフィルムライフを「使い捨て」から「継続的な楽しみ」へとステップアップさせるための一助となることを願っています。
