長時間ゲームを楽しむ人にとって、ゲーミングモニターの電気代は気になるポイントのひとつ。特に性能が高い分消費電力も多いのではないか、24時間PCと一緒につけっぱなしにしていたら電気代が跳ね上がるのでは、と不安になるのも無理はありません。ゲーミングPCとセットで使う場合や、WQHDモニターのように高解像度なモデルを選ぶときほど、電気代は意識しておくべきコストのひとつです。
本記事では、ゲーミングモニターの電気代が1ヶ月でいくらかかるのかという疑問から始まり、ワット数の確認方法や消費電力の目安、つけっぱなしの影響や節電術まで、あらゆる角度から「電気代が気になる人」の悩みに寄り添って解説していきます。さらに、電気代を抑えつつ高性能を実現できるおすすめゲーミングモニターも紹介。選び方に迷っている方にも、自分に合った1台が必ず見つかります。
- ゲーミングモニターの電気代は1ヶ月でいくら?現実的なコストを解説
- モニターの消費電力の目安や確認方法、ワット数の見方もわかる
- モニターやPCをつけっぱなしにするとどうなる?電気代への影響は?
- 電気代を抑えるコツと、選ぶべき省エネ対応モデルの条件
- 電気代と性能を両立するおすすめゲーミングモニター5選も紹介
ゲーミングモニターの電気代は高い?消費電力と節約のポイントを完全解説

- ゲーミングモニターの電気代は1ヶ月でどれくらいかかる?
- モニターの消費電力の目安は?ワット数の見方と平均値
- つけっぱなしの電気代は意外と高い?1日・1ヶ月でシミュレーション
- ゲーミングPCとモニターを24時間稼働させた場合の電気代
- モニターの電気代を抑える節電設定と選び方のポイント
1. ゲーミングモニターの電気代は1ヶ月でどれくらいかかる?
一般的にゲーミングモニターの電気代は、スペックや使用時間によって大きく変わります。たとえば、フルHD・24インチのモニターで消費電力が30W前後であれば、1日8時間使用しても1ヶ月の電気代はおおよそ160〜200円程度で収まります。これは1kWhあたり27円で計算した場合で、実際には住んでいる地域や契約プランによって前後しますが、大きく跳ね上がる心配は少ないといえます。
しかし、WQHDや4Kモニター、あるいは240Hzや360Hzの高リフレッシュレートモデルとなると、消費電力が50〜80Wに達することもあります。この場合は同じ8時間使用でも月あたり350〜500円を超えるケースもあり、PCと合わせて毎日使うヘビーユーザーであれば意識しておきたいポイントです。また、HDR機能や高輝度設定をオンにしたままにしていると消費電力が上がる傾向があるため、使わないときはオフにすることで節電にもつながります。
2. モニターの消費電力の目安は?ワット数の見方と平均値
モニターの消費電力は「W(ワット)」で表され、製品の仕様書や背面ラベル、公式サイトのスペック欄などに記載されています。一般的な24インチの液晶モニターであれば25W〜35W程度が平均的な数値で、低消費電力モデルでは20Wを下回ることもあります。対して、ゲーミングモニターになると、リフレッシュレートや解像度が上がる分、消費電力も高くなり、WQHDなら40W前後、4K・HDRモデルであれば70〜100W以上になる場合もあります。
消費電力は「最大」「標準」「待機時」など複数の値が記載されている場合がありますが、日常使用で参考になるのは「標準(typ)」の数値です。この数値をもとに、1日あたりの使用時間を掛け算し、1kWhあたりの電力量単価で電気代を計算できます。たとえば、消費電力が40Wで1日8時間使用した場合、1日の使用電力は0.32kWh、1ヶ月では約9.6kWh。27円/kWhで計算すると259円程度が目安になります。こうした計算方法を知っておくと、購入前の判断にも大いに役立ちます。
3. つけっぱなしの電気代は意外と高い?1日・1ヶ月でシミュレーション
モニターを「寝ている間もつけっぱなし」「作業の合間に画面消さずそのまま」といった使い方をしている方も少なくありません。実際、消費電力が30Wのモニターを24時間つけっぱなしにした場合、1日あたり0.72kWhの電力消費となり、1ヶ月では約21.6kWhに達します。1kWhあたりの単価が27円であれば、月に583円の電気代がかかる計算になります。
これが高消費電力のWQHDモニター(消費電力60W)であれば、同じ条件で月に1,166円と倍になります。さらにゲーミングPC本体と同時に使い続けている場合、PCの電気代と合わせて2,000円以上になるケースも。こうした「無意識のコスト」が積み重なることで、1年間で数千〜数万円もの差が生まれる可能性があります。ゲームや作業の合間にスリープや電源オフを意識するだけでも、かなりの節約効果が見込めるのです。
4. ゲーミングPCとモニターを24時間稼働させた場合の電気代
ゲーミングモニター単体の電気代が気になる方は、併用しているゲーミングPCの消費電力も意識すべきです。高性能なゲーミングPCでは、グラフィックボードやCPU、電源ユニットがフル稼働すると、平均で200W〜400W程度の消費電力になることが珍しくありません。これにモニターの電力(たとえば40W)を加えると、合計で240W〜440Wという構成になるため、24時間稼働し続けた場合の電気代は1ヶ月あたり1,944円〜3,564円にまで膨れ上がる可能性があります(1kWh=27円換算)。
さらに、RGBライティングや外部スピーカー、充電機器などを常時接続している場合は、消費電力が増えるため、年間で数万円単位の出費になるケースも。もちろん、ゲーミングPCを常にフル稼働させることは少ないかもしれませんが、スリープやシャットダウンの習慣を見直すだけでも月々の電気代に差が出ます。快適なゲーム環境を維持するためには、パフォーマンスと省エネのバランスを取った使い方が求められます。
5. モニターの電気代を抑える節電設定と選び方のポイント
ゲーミングモニターの電気代を抑えるには、製品選びだけでなく設定の工夫も重要です。まず注目したいのは「自動輝度調整機能」や「省電力モード」の有無。これらは使用状況に応じてバックライトの明るさを最適化し、不要な電力消費を防いでくれます。また、リフレッシュレートを常時240Hzなどの高設定にしていると消費電力が上がるため、ゲームをしていない時は60Hzに戻すといった工夫も効果的です。
選び方のポイントとしては、消費電力が30W未満に抑えられているモデルを選ぶこと、VESA認証のDisplayHDRを搭載している場合は、使用時だけ有効にするなど機能を限定的に活用することが推奨されます。また、アイドル時(無操作状態)に自動で電源を切るオートパワーオフ機能も便利です。これらの工夫を組み合わせることで、月あたり数百円単位での節約が見込め、長期的にはかなりの差が出ます。省電力性能を意識して選ぶことが、賢いゲーミング環境づくりの第一歩です。
電気代も性能も妥協しない!省エネゲーミングモニターおすすめ5選

- ASUS TUF Gaming VG259QR-J 24.5インチ 165Hz
- BenQ MOBIUZ EX240N 23.8インチ VA 165Hz
- I-O DATA EX-LDGC251UTB 24.5インチ 165Hz TNパネル
- BenQ ZOWIE XL2540K 24.5インチ 240Hz
- PHILIPS EVNIA 24M2N3200L/11 23.8インチ 180Hz
1. ASUS TUF Gaming VG259QR-J 24.5インチ 165Hz
ASUSのTUF Gaming VG259QR-Jは、ゲーマーの求める性能と安心感を兼ね備えた高耐久型ゲーミングモニターです。24.5インチのフルHD解像度にIPSパネルを採用しており、視野角が広く、発色も鮮やかで、ゲームはもちろん動画やクリエイティブ作業にも対応できる万能タイプです。最大165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を実現し、FPSや格闘ゲームのような瞬間的な判断が求められるジャンルでも圧倒的な操作反応を得られます。
G-Sync CompatibleとAdaptive-Sync技術により、描画のカクつきやティアリングを極限まで抑制。さらに、ASUS独自のExtreme Low Motion Blur(ELMB)技術も搭載し、動きの激しいシーンでもブレを最小限に抑えてくれます。長時間プレイに配慮し、ブルーライト軽減機能やフリッカーフリー機能も標準装備されている点も安心。PS5にも対応しているため、PC・コンソール問わずゲーム環境を強化できます。
高さ調整・縦横回転・チルトなど柔軟なスタンド設計により、プレイスタイルに応じた最適なセッティングが可能。さらに4年の長期保証が付属しており、長く安心して使えるのも大きな魅力です。性能、快適性、保証の3拍子が揃った、まさにハイバランスな1台と言えるでしょう。
2. BenQ MOBIUZ EX240N 23.8インチ VA 165Hz
BenQ MOBIUZ EX240Nは、VAパネルならではの高コントラスト表示と没入感のある映像体験を提供しながら、省エネ設計が際立つゲーミングモニターです。最大165Hzの高リフレッシュレートと1msの応答速度(MPRT)を実現し、FPSやバトルロイヤル系のタイトルでも優れた反応性能を発揮します。消費電力は約20Wと非常に低く、長時間の使用でも電気代を大幅に抑えることができます。HDR10に対応し、ゲームだけでなく映画視聴などエンタメ用途にも柔軟に対応できるのが強みです。
また、BenQ独自の「Light Tuner」や「Black eQualizer」など、ゲームに特化した映像調整機能が充実。これにより、暗所の視認性が向上し、ゲームプレイ中の視野的優位性を確保できます。さらに、Eye-Care技術も搭載されており、目の疲れを軽減しつつ、快適なゲーム体験を長時間維持できるのもポイント。コンパクトなサイズ感と省電力設計を両立したEX240Nは、狭いスペースでも設置しやすく、コストと電力のバランスを重視したい方におすすめのモデルです。
3. I-O DATA EX-LDGC251UTB 24.5インチ 165Hz TNパネル
I-O DATAのEX-LDGC251UTBは、コストパフォーマンスに優れた日本製ゲーミングモニターでありながら、電気代への配慮もなされた実用的な1台です。24.5インチのTNパネルを採用し、最大165Hzのリフレッシュレートと高速応答速度により、FPSや格闘ゲームなどでラグのないスムーズな描画が可能です。TNパネルであるがゆえに発色よりも応答性能を重視しており、応答速度0.6ms(GTG)を実現。反応速度が求められるゲーマーにはぴったりです。
省電力設計がしっかり施されており、消費電力は約21W。1日8時間の使用でも月間の電気代は数十円程度に抑えられます。また、映像モードを「エコモード」に設定することで、さらに電力を抑えたプレイスタイルも可能。フリッカーフリーやブルーライト低減機能など、目の負担を軽減する設計も搭載されており、ゲームだけでなく日常的なPC作業や動画視聴にも対応できます。性能と省エネ性を兼ね備えた国内メーカー製の安心感も魅力です。
4. BenQ ZOWIE XL2540K 24.5インチ 240Hz
BenQ ZOWIE XL2540Kは、競技志向のゲーマーから圧倒的な信頼を集めるプロ仕様のゲーミングモニターです。24.5インチのフルHD解像度と240Hzの超高リフレッシュレート、そして1msの応答速度を備えたこのモデルは、eスポーツの世界で数多くのプロプレイヤーに選ばれてきた実績を持ちます。特にFPSや格闘ゲームのようにスピードと精度が求められるタイトルでは、ワンランク上のパフォーマンスを体感できるでしょう。
独自のBlack eQualizer機能により、暗いシーンでも敵の動きを見逃さず、視認性を高めることができます。さらにColor Vibrance機能は、自分好みの色調に画面をカスタマイズできるため、ゲーム内での視認性と没入感を一段と高めてくれます。入力端子はHDMI2.0が3系統、DisplayPort1.2が1系統と豊富で、PCと複数のコンソール機器を同時接続できるのも便利です。
本体はスウィーベル、高さ調整、ピボットに対応しており、長時間のプレイでも理想の姿勢をキープできます。デザイン面でもスタイリッシュで省スペース化が進められており、デスク周りをすっきり保ちたい方にもぴったり。プロレベルのパフォーマンスとカスタマイズ性を両立した本モデルは、ガチ勢だけでなく、本気で上達を目指すすべてのプレイヤーにふさわしい一台です。
5. PHILIPS EVNIA 24M2N3200L/11 23.8インチ 180Hz
PHILIPS EVNIA 24M2N3200L/11は、高リフレッシュレートと極限まで抑えた応答速度を両立した、次世代型ゲーミングモニターです。23.8インチのコンパクトなフルHDディスプレイに、180Hzの滑らかなリフレッシュレートと0.5ms(MPRT)の超高速応答性能を搭載。FPSやバトルロイヤル系のタイトルにおいて、敵の一瞬の動きを逃さず正確にトラッキングできる反応速度は、まさに勝敗を分ける決定的な武器になります。
Fast IPSパネルの採用により、色再現性と視野角の広さも抜群。ゲームだけでなく動画鑑賞や写真編集などにも適したオールラウンダーな1台です。G-Sync CompatibleおよびAdaptive Syncにも対応しており、映像のカクつきやティアリングを抑えて、どんなタイトルでも快適な描画を実現します。HDR10対応により、鮮やかなハイダイナミックレンジ映像も楽しめ、表現力の深みも魅力です。
さらに、目への配慮も万全。フリッカーフリー技術やブルーライト軽減機能を搭載し、長時間のゲームプレイでも目が疲れにくく、健康面でも安心して使えます。HDMI2.0とDisplayPort1.4を各1系統搭載し、最新機器との接続性にも優れ、設置の自由度が高いのも特長。5年の長期保証が付属しており、コストパフォーマンスだけでなく信頼性でも大きな安心感を提供してくれる、ハイパフォーマンスなゲーミングモニターです。
まとめ:ゲーミングモニターの電気代を抑えて、快適なプレイ環境を手に入れよう
ゲーミングモニターは高性能になるほど消費電力も増える傾向にありますが、選び方や設定次第で電気代を大きく抑えることができます。今回ご紹介した通り、消費電力の目安を知り、エコモードや明るさ調整を活用すれば、長時間使用でもコストを最小限に抑えながら快適なゲーム環境を維持できます。特に、省エネ性とパフォーマンスのバランスが取れたモデルを選ぶことで、1日数時間の使用でも月間の電気代は数百円以内に収まるケースも少なくありません。
今のゲーミング環境で電気代が気になっている方は、まずモニターのワット数や使用状況を見直すことが第一歩です。そして、消費電力の少ないモニターへの買い替えも視野に入れてみてください。電気代を気にせずゲームに没頭できる環境は、ストレスのない快適なプレイ体験へとつながります。これから長く使うものだからこそ、性能だけでなくランニングコストにも目を向けた選択をすることで、ゲームも生活もより豊かになります。
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